大竹昭子のカタリココ

朗読イベント〈カタリココ〉&トークイベントのお知らせと「日々雑記」

おしらせ&雑記

10月28日に京都でトークイベント!

28日に京都の誠光社でトークイベントをいたします。京都ってヘンな間取りがありそうですよね。そういう間取りを、参加者のみなさんから持ち寄っていただき、どこがヘンでおもしろいか、もしそこからストーリーをつくるならどんなものになるか、なんてことを語りたいと思います。間取りを持参しなくても参加できますので、手ぶらでもどうぞ!東京からももっていく予定でいま探索中です。

日時:2017年10月28日(土)19時〜
場所:誠光社
料金:1500円+1ドリンクオーダー
定員:30名
予約はこちらへ→誠光社

2017年9月29日、長嶋有さんと間取りトーク

IMG_3185_convert_20171007152324.jpeg開場すると続々とお客さまがやってきて、7時半ぴったりにスタート。ふつうはよもやま話をしたりしながらゆるりとはじまるのですが、この日はご紹介が終わると即刻、長嶋さんのアタマが回転しだし、話の核心にズンズン入っていきました。初対面でしたが、そんなことはピクリとも感じる間のないまま、観客席を見渡して反応を確かめるのも忘れ、長嶋さんの顔をただひたすら見つめて話に夢中になり、ふと正面に掛かっている時計を見たら8時半!感覚としては20分くらいでしたが。
話題は『3の隣は5号室』と間取りのことに終始しました(正面本棚にはっておいた五号室の間取りが役立ちました!)。「『間取りと妄想』を読んでわかった、ぼくは間取りが好きなんじゃない、間取りを説明するのが好きなんだ!大竹さんのほうがずっと間取り好きだ」と長嶋さん。たしかに私は小説や映画でもっともワクワクするのは室内や建物の描写です。ストーリーはすぐに忘れてしまうし、登場人物の顔も覚えられないのに、一度見た空間は忘れない。でも、どうやったらこのことを小説を書くのに活かせるんでしょう。結局はなにをどう語るかなのですから、「説明するほうが好き」という長嶋さんの発言のほうがずっと小説家っぽくて、私は小説書きとしては亜流かもしれない、などと思いました。IMG_3204_convert_20171007152302.jpeg終わるといつもお店で打ち上げをしますが、そこでもまたトークがつづいているように話が展開し、どれもおもしろくて、お客さんがいないのがもったいないほど。気がつくと時計の針は12時をさしていて、あっ、電車がない!とあわててお開きにした次第。
長嶋さんが鋭い観察者なのは作品でわかってましたが、どうもその目玉は複眼になっていて、同時にいろいろなものを映し、記憶しているようです。つまり、シャイでのんびりした印象とちがって、内部はものすごく高速回転でハイテンション。物事とディテールの関係におもがけない結びつきを見出し、日常の色を変えてしまう、作家長嶋有の底力に目をみはりました!(2017.10.7)

長嶋有さんとの超高速トーク!

IMG_3185_convert_20171007152324.jpeg開場すると続々とお客さまがやってきて、7時半ぴったりにスタート。ふつうはよもやま話をしたりしながらゆるりとはじまるのですが、この日はご紹介が終わると即刻、長嶋さんのアタマが回転しだし、話の核心にズンズン入っていきました。初対面でしたが、そんなことはピクリとも感じる間のないまま、観客席をみやって反応を確かめるのも忘れ、長嶋さんの顔をただひたすら見つめて話に夢中になり、ふと正面に掛かっている時計を見たら8時半!感覚としては20分くらいでしたが。
『3の隣は5号室』と間取りのことに話題は終始しました(正面本棚にはっておいた五号室の間取りが役立ちました!)。「『間取りと妄想』を読んでわかった、ぼくは間取りが好きなんじゃない、間取りを説明するのが好きなんだ!大竹さんのほうがずっと間取り好きだ」と長嶋さん。たしかに私は小説や映画でもっともワクワクするのは室内や建物の描写です。ストーリーはすぐに忘れてしまうし、登場人物の顔も覚えられないのに、一度見た空間は忘れない。でも、このことは小説を書くのにどう活かせるんでしょう。結局はなにをどう語るかなのですから、「説明するほうが好き」という長嶋さんの発言のほうがずっと小説家っぽくて、私は小説書きとしては亜流かもしれない、などと思いました。IMG_3204_convert_20171007152302.jpeg終わるといつもお店で打ち上げをしますが、そこでもまたトークがつづいているように話が展開し、どれもおもしろくて、お客さんがいないのがもったいないほどでした。気がつくと時計の針は12時を差していて、あっ、電車がない!とあわててお開きにした次第。
長嶋さんが鋭い観察者なのは作品でわかってましたが、どうもその目玉は複眼になっていて、同時にいろいろなものを映し、記憶しているようです。つまり、シャイでのんびりした印象とちがって、内部はものすごく高速回転でハイテンション。物事とディテールの関係におもがけない結びつきを見出し、日常の色を変えてしまう、これこそが長嶋作品の魅力なのです!(2017.10.7)

10月の迷走写真館はど迫力の写真です!

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ダイニングテーブルに座ってカメラを凝視する、ということがまずもってふつうの行為ではないですが、それに加えて裸体姿であることが日常を軽く飛び越えています。一度見たら瞼から消えない、撮る方と見る方の両方にがっぷり四つになることを求めてくる写真です。→ギャラリーときの忘れもの(2017.10.7)

9月の迷走写真館はこの写真です!

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獰猛なイメージのあるカラスとこんなふうに口先を合わせられるなんて、よほど深い関係にあると思わずにはいられません。
ふたりが口を寄せてやりとりしているものが何なのかも、気になります。
それはきっと、食べ物以上の何か、なのでしょう。→ギャラリーときの忘れもの(2017.9.5)

7月の津村記久子さんとのトークがウェブマガジンOURS.に掲載されました!

7月に大阪・心斎橋アセンスで津村記久子さんと『間取りと妄想』についてトークをしました。その内容がウェブマガジンOURS.に2回にわたって載ります。ふたりで興奮してしゃべりまくって、あっという間に時間がすぎ、何を話したのだか忘れてしまうほどだったのですが、読み直して見て自分でいうのも何ですが、おもしろかったです。津村さんとは初対面だったもの、作品を読んでいると他人とは思えないような気がして、勝手に「同類感」を抱いていたのですが、とんでもない方向に話が飛んでいくところが最高でした! 
ちなみに、関西配信のこのウェブマガジン、とても新鮮な内容で、街好き、物件好き、間取り好きにはたまらないです。→OURS. (2017.9.5)

9月のカタリココの予約がはじまってます!

ゲストは小説家の長嶋有さん。昨年、長嶋さんの『三の隣は五号室』を読んで以来、つぎのカタリココではぜひ長嶋さんとトークしたい! と熱望しました。念願かなって千駄木・古書ほうろうにて9月29日におこないます。以下は店主・宮地健太郎さんのコメント。
「とある木賃アパートの「変な間取り」の一室と、そこでの半世紀十三世帯の暮らしを描いた、長嶋有さんの『三の隣は五号室』。こんな切り口があったとは! という驚きとともに浮かび上がってくるのは、過去に自分が住んだ部屋の様々な細部と、もはや忘れていたような情景の数々。読後もじわじわと余韻が続き、大切な一冊となりました。『間取りと妄想』(亜紀書房)を上梓した大竹さんとの対談、とても楽しみです」(2017.9.3)

日時:2017年9月29日(金)19時開場/19時30分開演
会場:古書ほうろう 東京都文京区千駄木3‐25‐5
予約:電話 03-3824-3388
   e-mail horo@yanesen.net.http://horo.bz/


8月の迷走写真館はこの写真です!

a4ed5944-s.jpg腕を組んで、道いっぱいに広がりながら進む、フランス式デモ。
女性が結構まじっていて、さまざま年齢の人がいて、歩き方がだらだらしてなくて意識的です。歩くことの力強さが、そのまま抗議の気持ちになって現れでているような、実に印象的な写真。→ギャラリーときの忘れもの(2017.8.3)

「エッセイと小説のあいだ」というテーマで、代官山ヒルサイドライブラリーでトークします。

エッセイは実際にあったことを書いたものだけど、小説は虚構が混じっている、と思っている方は意外に多いのではないでしょうか。でも、考えてみると、エッセイに虚構が入ることはよくあるし、その逆に、実際に体験したことを小説に書くことも少なくなく、虚構か、現実かで両者を線引きすることは困難。
それに、体験を書くにしても、実際に起きたことをトリミングして表現するわけで、軸足がどこにあるにせよ、虚構化の作業なくしては作品は完成をみないわけです。

私はつねに、本当みたいと思えるような噓、噓みたいに思える本当に惹かれてきました。現実と虚構のあわいや、揺らぎのなかに見え隠れする人間の意識の奥深さに、魅了されるのです。写真が好きなのも、現実にむかってシャッターを押しながら、写されたものは現実そのものではないからで、そういう感覚は文章の書き方、読み方にも現れでるようです。

昨年、同じ会場で須賀敦子さんについてトークしましたが、須賀さんも現実の虚構化について真剣に考えた方でした。そこで、今年、ライブラリーの蔵書におさめる10冊を私がセレクトしトークする、というご依頼をいただきたとき、「エッセイと小説のあいだ」というテーマをもうけて、10作家の10作品を選ぶことにしたのです。

エッセイには身辺雑記というイメージがつきまといますが、わたしが理想とするエッセーとは、身近な話題が飛躍を重ね、最後にとんでもない場所に着地するというものです。どんな作品が選ばれたかは当日のお楽しみとして、取り上げる作家名はヒルサイドライブラリーのWebサイトでご覧いただけます。

日時:2017.7.25(火)19:00〜20:30
会場:ヒルサイドライブラリー(ヒルサイドアネックスB棟3F)
会費:一般2000円、ヒルサイド会員・学生 1000円
予約:電話03-5489-1267 e-mail info@clubhillside.jp
http://hillsideterrace.com/events/1183/

7月23日、大阪で津村記久子さんと間取りトークをします!

DDslverUIAAYddQ_convert_20170702120527.jpg津村記久子さんはマドリスト? というのも、彼女の小説からはまぎれもなく空間が浮かんできます。川端賞を受賞した「給水塔と亀」(『浮遊霊ブラジル』収録)なんて、頭のなかで映画が一本撮れてしまうほど、細部がくっきりしています。空間がお好きなことは、まちがいないです。
津村さんは、カタリココにお呼びしたくとも、大阪在住でらっしゃるので、なかなか叶いませんでしたが、このたび大阪でトークが実現してうれしいです。関西のみなさま、ぜひどうぞ!

日 程 : 2017年7月23日(日)
時 間 : 開始 / 14:00~(開場 / 13:30~)
入場料 : 1000円
場 所 : アウラの部屋 心斎橋アセンス3階
出 演 : 大竹昭子 × 津村記久子

申し込みは→心斎橋アセンス