2018年<カタリココ>のラインナップです!

◎日時 5月23日(水)19時開場 19時30分開演
予約開始 4月23日(月)13時より電話予約
ゲスト 福田尚代(美術と回文)
定員 35名
会場 ブックギャラリー・ポポタム

経堂の小さなカフェで見つけた冊子が最初にふれた福田さんの作品でした。頁びっしりの回文と呪文のような言葉に驚き、少し怖くもなりました。美術作家だと知り、機会があれば展示を見るように。消しゴムや原稿用紙の彫刻、刺繍された漫画の1ページ…おもしろくて仕方がなく、永遠に不思議な作品。そのなぞに、少しひかりがあたるのを見たいと思っています。(大林)

福田尚代(ふくだなおよ)
美術家。1967年埼玉県浦和市生まれ。東京藝術大学大学院油画専攻修了。佐倉市立美術館、国立新美術館、小出由紀子事務所、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション、東京都現代美術館、うらわ美術館などで展示を行う。著書に『ひかり埃のきみ 美術と回文』(平凡社)、美術作品集に『福田尚代作品集 2001-2013 慈雨百合粒子』(小出由紀子事務所)、主な回文集に『福田尚代 初期回文集』(キャラバン書籍部)がある。



◎日時 7月20日(金) 19時開場/19時30分開演
予約開始 6月21日(木)13時より予約受付
ゲスト:滝口悠生(小説家)
定員 40名
会場 古書ほうろう

昨年の長嶋有さんの会の翌日『高架線』を読み、「来年は滝口さん!」と心に決めました。古い木賃アパートを舞台に歴代の住人たちの人生が浮かび上がる、というある意味共通の趣向ながら、小説的仕掛けが鮮烈な『三の隣は五号室』とは違い、どこに連れて行かれるのか見当のつかない、でも続きを読まずにはいられない(むしろずっと読んでいたい)その語り口に魅了されました。小さな町の集合体としての「東京」の描かれ方も見事で、大竹さんと語り合うテーマは無限にありそう。楽しみです!(宮地)

滝口悠生(たきぐち・ゆうしょう)
1982年東京都生まれ。2011年、「楽器」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2015年、『愛と人生』で野間文芸新人賞、2016年、「死んでいない者」で芥川賞を受賞。他の著書に『寝相』『茄子の輝き』『高架線』などがある。西武ライオンズファン。



◎日時 9月29日(土) 14:30開場/15:00分開演
予約開始 8月29日(水)12時より電話予約
ゲスト 佐藤貢(美術家)
定員 40名
会場 ボヘミアンズ・ギャラリー
佐藤貢さんの作品に出会ったのは10年以上前、その作品と人物に魅せられ、ずっと活動を見守ってきました。道端に捨て去られた廃品や用済みになった物に美を見出し、命を吹き込み、ふたつとない作品に造り上げる「地を這う神」のような人。今回、その佐藤さんに名古屋からお越しいただき、作品をご紹介できるのが嬉しくてなりません。彼には『旅行記 前編・後編』(iTohen press)という素晴らしい著作がありますが、これを読んでファンになった方には、彼の神髄に触れられるまたとない機会となるでしょう!(大竹)

佐藤貢(さとうみつぐ)
美術家。1971年大阪生まれ。大阪芸術大学美術学科中退。1994年より中国よりアジア諸国、アメリカ、中南米諸国などを放浪。1998年に和歌山市移住し、漂流物を用いて創作をおこなうようになる。2005年からiTohen(大阪)、lim Art(東京)、森岡書店(東京)などで個展やグループ展を開催。インド体験をつづった『旅行記』上・下(iTohen)が大きな話題を呼んだ。





◎日時 11月27日(火)19時開場/19時30分開演
   
予約開始 10月30日(火)13時より電話予約
ゲスト 林典子(写真家)
定員 35名
会場
会場 森岡書店銀座店
 FB https://www.facebook.com/yoshiyuki.morioka.7
東京都中央区銀座1‐28‐15 鈴木ビル1階
  電話 03-3535-5020



林典子さんの前書『ヤズディの祈り』(赤々舎)の大竹さんによる次の書評を印象深く憶えています。「存在すら知られない民の苦難が記録された意味は大きい。だが、本書の価値はそこに留まらない。未知の対象を想像する力を鍛える」。林さんが北朝鮮を取材した今回の新作もやはり生活者としての個人の生きた視線に歩みよった写真と言葉で構成されています。林さんの写真と言葉により写し出された未知の北朝鮮に対して、大竹さんはどのような想像と問いを巡らせるのでしょうか。当日の両者の呼応が楽しみでなりません。(釜屋)


同時開催:
林典子写真集刊行記念写真展 11月27日(火)~12月2日(日)

林典子(はやし・のりこ)
写真家。1983年生まれ。大学時代に西アフリカガンビア共和国の新聞社で写真を撮り始める。以降、国内外の社会問題や一人一人の「記憶と生」を伝える活動を行う。ナショナル ジオグラフィック日本版、ワシントンポスト紙、デア・シュピーゲル誌、ニューズウィーク誌、ル・モンド紙などに寄稿。13年、フランス世界報道写真祭金賞受賞、17年 石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞など受賞。主な著書に、『フォト・ドキュメンタリー 人間の尊厳 ―いま、この世界の片隅で』(岩波新書)、写真集『ヤズディの祈り』(赤々舎)。