第15回「ことばのポトラック」は写真家の志賀理江子さんをお迎えいたします!

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東日本大震災の2週間後にはじまった「ことばのポトラック」は今年で7年目にはいります。これまでさまざまなジャンルのゲストに登壇いただきましたが、今回ははじめて東北沿岸で大震災を直接体験された方をお迎えいたします。

写真家の志賀理江子さんは1999年ロンドンに留学、卒業後、各地でレジデンス制作をしたのち、名取市北釜の海辺の松林に魅了され、帰国を決めてそこにアトリエを構えました。地域のカメラマンとして記録活動し、制作をはじめた途上で、東日本大震災に遭い、多くのものを失います。

わたしは震災の翌年、仙台メディアテークで彼女の写真展「螺旋海岸」を見て、翌日にはバスで仙台空港に行き、そこから北釜の集落があった場所に歩いて行きました。民家はむろんのこと、彼女が魅了されたという松林も根こそぎなくなり、以前がどのような風景だったのか想像すらできない状態で、改めて彼女の命が失われずにいまあることの奇跡を想ったのです。

7年の時間がたったいまだから話せることがある、と志賀さんは言います。震災と暮らし、写真と記憶、制作することと生きることなど、すべてが複雑に折り重なっている彼女の現在。かたや、震災の記憶が薄れつつあるのを感じつつ大きなものに巻き込まれていきているわたしたちの日常。それをわかりやすい言葉でくくるのではなく、互いの経験をすり合わせながら、自分のいる現在をたしかめたいと思います。会場のみなさんの声も聞きたいと志賀さんは言います。対話をとおして言葉が生まれる瞬間にぜひ立ちあってください。

以下で予告編が見られます。元パチンコ店だった巨大な建物のなかにキャスター付きの小部屋が設えられており、そのなかでお話を伺いました。部屋の外は屋外と同じ寒さでした!

https://youtu.be/z7DAl4aH83g

<大震災から今まで、言葉になること、ならないこと>
ゲスト 志賀理江子(写真家)
司会進行 堀江敏幸&大竹昭子

日時:2018.3.11(日) 13時半開場、14時開演
会場:サラヴァ東京
参加費:2000円(お茶付き)

◎予約受付中 電話 03-6427-8886(受付時間:お店の休業日を除く 16:00 ~19:00 )
WEB http://l-amusee.com/saravah/schedule/log/20180311.php

終了後、出演者が推薦する書籍を出版社から提供いただいき、割引価格で販売する「本のポトラック」をおこないます。それらの収益と、入場収入の一部をあわせたものを、今回は「みやぎ民話の会」の活動に寄付いたします。(2018.2.13)