『出来事と写真』(赤々舎)が完成、4月16日にはさらなるトークショーも!

R0024351_convert_20160303155315.jpg東日本大震災のあった2011年に、東京都写真美術館で開催された畠山直哉さんの「ナチュラルストーリーズ」展をきっかけにはじまった彼との5年越しの対話が、1冊にまとまりました。長い道のりでしたが、とても貴重な時間でした。写真への考えを、これまで以上に深めることができ、しかるべき相手と話すとこれほど思考の密度が上がるものか!と感嘆しています。
ここに書かれた畠山さんの言葉は、語ったあとに何度も手が入れられています。思考のエキス!と言っていいでしょう。これまで、「出来事」や「記憶」をテーマに撮ってこなかった写真家が、想像もしなかった大きな出来事を体験し、写真の本質を探っていこうとする姿に、読者は勇気づけられるでしょう。自分のいまに向き合い、それを踏み越えて進んでいくことこそが、芸術の本質なのです!
対話というのは本を出したから終わるものではありません。4月16日には、4年前に6時間ものトークをおこなったサラヴァ東京の会場にて、再び畠山さんと語ります。昨年秋から半年間、文化庁のプログラムでメキシコに滞在した体験もいまの彼に影響しているはずで、そうした時間を経て彼がいまこのとき、なにを感じ、考え、写真にむかっているかを伺ってみようと思います。
前のトークに参加いただいた方はもちろん、『出来事と写真』を読んで興味をもった方、あるいはこれから読んで考えてみたいという方、世界と写真と自分の関係に関心をもっているすべての方々に開かれたトークです。4年前と同じサラヴァ東京の空間で、切迫した気持ちでみなさんと考え合ったあの濃い時間を、もう一度よみがえらせ、明日にむかう力にしましょう!→サラヴァ東京(2016.3.3)