高橋秀実さん、カタリココにて初トーク&朗読!

IMG_2813_convert_20150717175342.jpegIMG_2814_convert_20150717175848.jpegIMG_2857_convert_20150717175518.jpegおそくなりました! 2014年7月16日のカタリココのご報告をいたします。まずは写真をご覧ください。ゲストの高橋秀実さんの百面相を見るだけで、どんな雰囲気だったかお分かりになるのではないでしょうか!
こちらの質問に、真剣に回答される高橋さんのユーモラスな魅力に、見ている者は完全にノックアウトされ、終始笑いが絶えませんでした。つまり抱腹絶倒だったわけですが、高橋さんにはおもしろがらせようという意図はないようです。文章を書くときも同様で、だから本の帯には「ぜったいに抱腹絶倒と書かないでください!」と編集者に頼むとのこと。おもしろく書こうとするわけではなくて、物事を詳細に観察し、考察し、分析した結果にそうなるのです。高橋さんの存在が人間のおかしさをあぶり出してしまうのですね。まさに文は人なり。
 後半、関川夏央さんが加わってくださいましたが、「高橋君は社会派じゃないから」という彼のコメントに納得しました。そうなんです。社会問題を取り上げても、そこから浮かび上がってくるのは、解答や解決の方法ではなく、人間存在のいい加減さや頼もしさ、おかしみや悲しみなのです。ほかのノンフィクションとは異質で、まるで南米文学を読んでいるかのようです!(考えてみれば、日本は政治はいい加減なのに庶民は逞しいところが南米に似ているような……)
 朗読ははじめてとのことで、本当に読むんですかぁ……とためらっていましたが、読み始めるとよく響く低音の声が雰囲気たっぷりで聞き惚れました。これまで高橋さんのトークショーは「お声がかからなかった」とのことでほとんど開かれていませんでしたが、これほどすぐれた語り手はめったにいるものではありません。その魅力に真っ先に触れることができて、とても光栄でした!(2015.7.26)