つぎの土曜日、片岡義男さんと写真の話。

4月から下北沢B&Bではじまった「片岡義男と週末の午後を」。3回目の6月28日は、写真とことばをテーマに私がお相手を務めます。5月の堀江敏幸さんがゲストの回では、片岡さんの小説では作者と登場人物が自己を認識していく角度が同じである、主人公の認識の過程に作者が楔を入れて行く小説である、というすばらしい指摘が堀江さんからありました。
なるほど、その通りです。認識が抽象的な過程をたどらず、具体的な物を介して、屹立するような時空間でなされるところが特徴です。
小説を書く時間と町を徘徊して写真を撮る時間は、両極端の関係にありますが、その2点を往復するところに「片岡義男」という作家の本質がある、と思います。「撮る人と書く人が重なる場所」こそが、片岡義男流小説作法なのです!
前回は手に汗をにぎるノンストップの2時間でしたが、次回はどうなるか、緊張しつつ準備を進めています。(2014.6.20)