福島の「pray life」と女川町の「おちゃっこクラブ」に寄付金を贈呈。

「ことばのポトラック」では、大きな団体ではなく、顔の見えるサイズの活動に寄付金をお受け取りいただき、その後もフォローするという方針でやってきました。今回は東北の復興団体と深いつながりのある震災リゲインの相澤久美さんにふたつの活動をご紹介いただき、寄付金を贈呈いたしました。
ひとつは仮設住宅に暮らす、足の便のないお年寄りを訪問してお茶を飲む会をしていらっしゃる女川町のおちゃっこクラブ、もうひとつは福島の声を取材し記録する活動をしているpraylifeです。「おちゃっこクラブ」への寄付は相澤さんが代理で受け取られ、代表の岡裕彦さんのメッセージを代読、praylifeへの寄付は代表の藤城光さんが会場で直接お受け取りくださり、ご挨拶をいただきました。
また冊子「pray life」が観客のみなさんに配られましたが、その内容のすばらしさに瞠目しました。津波によって一変してしまった暮らしのありさまや現在の心境などが、体温のこもった声で語られ、ところどころに入る写真とのバランスも絶妙です。震災後にさまざまな出版物が出ましたが、それらが概して忘れられないうちに出しておこうという性急さが目立ったのに対し、幾度ももどってゆけることばをゆっくりと丁寧に紡いでいこうという「pray life」の態度には感服いたしました。
それらのことばはpraylifeのWebでも読めますが、美しくレイアウトされた冊子の形で読むのがいちばんです。送り先を書いた角2版の封筒を用意すれば、先着5名の方にお送りできるそうですので、ご希望の方はinfo@praylife.netにご連絡ください。
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また藤城さんからいただいたお礼のメールが、「ことばのポトラック」をつづけてきてよかったと心の底から思える内容でしたので、ご本人の了解をいただき、以下に転載いたします。

「本日は、ポトラックに呼んで頂きありがとうございました。
この場に参加出来ることが本当に嬉しいなあと行く前からドキドキしながらむかったのですが、地下に入ると、もう10年くらい暖めながら続いてきたような親密さがこの場にあることにも驚き、そのままスッと別次元と繋がるようでした。
ちょうど前日に、原発事故により本来の形式をねじ曲げられ行われた神事の取材をしていたので、この場そのものも現代版の神事のようにも感じたり、ぐるぐると様々な感じが今も渦巻いております。素晴らしいパフォーマンスに何度も感動し、一方で自身の身を引き締める思いもし、これからの一歩、いただいた多大なご支援と、皆様の気持ちとともに、しっかりと踏み出していこうと改めて思いました。

福島に居るとやはりまだ渦中という感があり、疲労も感じながらのこの時期に、どこか共通する思いでポトラックを開いてこられたみなさまから、このような形で後押ししてくださったこと、感謝の気持ちが尽きません。小さい活動な上に、自分に出来ることの僅かさに歯がゆいばかりではありますが、何かの形で還元できるよう、また、たったひとりであっても、そっと心に寄り添えるようなものに出来るよう、続けて行きたいと思います。 pray life 藤城光」