津村記久子さんの『ポースケ』

『文学界』3月号で津村記久子さんの『ポースケ』を書評しました。「ポースケ」とはなんぞや?
意外なものでした。しかも小説の内容とあまり関係がない、というところが「ポースケ」というちょっとポカンとする言葉の響きとマッチングしています。津村さんの小説では、どこにでもいそうな「ふつう」の人々の姿が、実況中継のような文体で描きだされます。でも内容は通俗性とは無縁。そこが不思議であり魅力的。(2014.2.11)