『BOOK5』の片岡義男特集に原稿を書きました!

70088536.jpg 『BOOK5』という雑誌があります。「本に関わるすべての人へ発信する情報バラエティ雑誌」と表紙に謳われてますが、この『BOOK5』の出たばかりの号(No.11)が片岡義男特集です。題して「私たちは今日も、片岡義男を読む」。
寄稿者のトップは堀江敏幸さん。堀江さんが片岡義男の古くからの読者だというのは、意外に聞こえるかもしれませんが、彼のエッセイ「減速して、左に寄って。」で展開される「言葉の意味よりも「言葉と自分の関係性」の方に血の通った現実があると(片岡は)考えている」という洞察には深くうなずかされました。
わたしも「一人遊びでも閉じてない」と題して書きました。彼の小説にはあるパターンがあり、要素を組み替えて展開するところが一人遊びのようですが、内向せずに外にむかって開かれていて、読む者に意志的な力を注入します。そのパワーがどこから来るかを考えてみました。
ほかにも津野海太郎さんのメールインタビュー、キーワードから探る片岡作品の魅力、ファン座談会、ここ20年の片岡義男の活動をみる、などとても充実した内容です。片岡義男ファンは必読ですし、気になっているけどどれから読んでいいかわからないという人、風俗小説だと勘違いしている人には、絶好のナビゲーションになるでしょう!
『BOOK5』を取り扱っている書店は以下へ。カタリココの会場の古書ほうろうやポポタムにも置いています。http://tomasonsha.com/?mode=f6(2014.2.3)