松家仁之さんをお迎えしてのカタリココは12日、今週木曜日です!

9784103328117.jpgカタリココの準備をするのに、松家さんの『火山のふもとで』を再読、改めて言葉で空間や建築が描かれているおもしろさを感じました。空間が大好き、人の家を見るのが大好き、建築が大好き、という私にとってたまらない魅力に満ちた作品。それで今回では「言葉で空間を想像すること」について話したいなと思ってます。もしかしたら建物のスケッチや間取り図なども作られたのではないかと思ってますが、もしそうならぜひ拝見したいものですね!
 また松家さんは優秀な編集者でもありました。尊敬する編集者としては、小野二郎さんと塙嘉彦さんを挙げています。古書ほうろうの店頭には、それに関連して『大きな顔 小野二郎の人と仕事』(晶文社)と、塙嘉彦が編集長をしていた時代の「海」のバックナンバー、また松家さんが影響を受けたという「ハッピーエンド通信」などが並ぶそうです。
 『火山のふもとで』は建築事務所が舞台なので建築の話が多いですが、それだけではなく人の営みや自然との関わり、さらには人間社会の歴史など、物語の細部がより大きなものに包み込まれていく全体小説です。ノンフィクションを読んでいるようだと言った人がいましたが、その感想をなるほどと思うほど、これまで生きてきた時間がすべて投入されているのを感じます。このすばらしきデビュー作についての徹底して語りあう、のちの世にも語り継がれるような伝説的なトークにしたいと思います!→古書ほうろう