6月9日「ことばのポトラック vol.10」開催、 寺山修司作の貴重なテレビドキュメントも上映!

第10回ことばのポトラックでは、これまでとはちょっと毛色を変えて、2本のTVドキュメンタリーの上映とトークをいたします。映像の1本は東日本大震災の直後に被災地に入ったテレビ記者、金平茂紀さんが南三陸で知り合ったおばあさんを追った「わたしは生きている」です。自らの運命を受け入れ、乗り越えていくおばあさんの姿がとらえられており、こういう力強い番組が作られているのかと驚き金平さんにそう伝えると、過去にはもっとすごいものが作られていたと教えてくれたのが、1966年前に寺山修司が中心となって制作した「あなたは……」でした。当時の東京に暮らす人々が街頭インタビューに答えているのですが、実に生き生きした姿に圧倒されました。いまのわたしたちに、彼らのようにストレートに飾らずに、カメラにむかって言いたいことを口にすることが出来るでしょうか!?少なくともわたしは無理です。すっかりヒネた、疑り深い人間になってしまいました……。これらの映像からは、さまざまな社会的制約にしばられて萎縮したり、何事にもニヒルな態度しか見せなくなった私たちの現在が透けて見えるようです。
会場には「わたしは生きている」を作った金平茂紀さんと、映画監督でテレビ番組も制作する是枝裕和さんにお越しいただきます。出演者と観客が一緒になって、わたしたちのなかに埋もれていることばのエネルギーを掘り起こしてみましょう! 寺山修司没後30年で各地でさまざまな催しがおこなわれていますが、「あなたは……」が見られるのはこのときだけです。予約はサラヴァ東京の予約フォームからどうぞ。(2013.5.12)