『日和下駄とスニーカー』書評 by 片岡義男さん!

いま発売中の『週刊朝日』(11月16日号)に片岡義男さんが『日和下駄とスニーカー』について、書評を書いてくださいました。

「僕は東京の人だが、これまで生活してきたのは、坂も階段もないところばかりだった。東京が持ついくつもの特異性のうち、最大のものはその地形であると気づいたのは、四十代になってからだ」、とはじまりからして大いに共感しましたが、それは私自身も「東京の人」にもかかわらず、ニューヨークからもどり四谷に住むことになるまで、東京の地形にまったく気づいていなかったからです。そして気づきだすと底知れないおもしろさがあるのが東京なのです!

またその中に、都心の同じ標高のところで展開する短編というのをかつて書こうとしたが、挫折したまま現在に至っている、というくだりがあり、膝をのりだしました。地形のからむ小説はわたしも書いてみたいもののひとつ。片岡さんのをぜひ読んでみたいです!(2012 .11.7)