ジャクソン・ポロック展、必見!

金曜夜の延長タイムに滑り込みで行ってきた。最初はポロックねえと思っていたのだが、これだけの規模のものはもう開催されないようなので、考えを変えて行ったのだが、素晴らしかった。「ドロッピング手法で美術表現を覆した人」という美術史の位置づけだけでは、この人のおもしろさはわからない。初期から晩年まで(と言っても44歳没なので短い生涯だが)、作品を編年で追っていったときにはじめて浮き彫りになるものがある。作家を代表作だけで見るのはほんとにつまらない。46年の作品を見るときは、「このときはまだ47年の作品は出来てないのだ」と思って見ないといけない。ポロックの関心は絵画における「地と図」の関係にあった。これを知れたのが非常におもしろかった。ちなみに、金曜夜の観客はとても気持ちがいい。作家にむきあおうとする真剣さを持っている。だからみんなひとりで来ている。ぺちゃっくちゃおしゃべりしている人はひとりもいない。オススメです。(2012.4.20)