『短くて恐ろしいフィルの時代』の魅力とは?

ジョージ・ソーンダーズの『短くて恐ろしいフィルの時代』とても変わった作品です。翻訳は岸本佐知子さんですから凡庸な作品のはずはありません。タイトルを見たとき、フィルとはフィラデルフィアのことかと思い、「フィラデルフィアでの短くも恐ろしい時代」ということかと思ってわくわくしたのですけど、フィルという男の話でした。ちがってましたが、別のおもしろさがありました。どうおもしろかったかは『群像』3月号で書評したのでどうぞ!(2012.2.7)