書評エッセイ集が刊行されました!

書影いい本を読むと、あの本おもしろかった、あの作家はすごい、と言葉にして言ってみたくなるものですが、書くことを生業にしてから、読むという行為は書評する行為と連続するようになりました。書くとその本から何を得たのかがはっきりします。そうでないと、よかった!と感動しても、その内容はザル頭からこぼれ落ちるだけ。
紀伊国屋書店のブックウェブ「書評空間」で書いたものを、以下のような12の断想に振り分け、各章のあたまに短文を書きました。

1.カタストロフィーのあとに
2. 旅という生き方
3.フィクションとノンフィクションのあいだ 
4.漂白するユダヤ人 
5.あらがえない相手 
6.もうひとつの価値世界 
7.カッコ付きの「歴史」を超えて 
8.過ぎ去った時間に眼を凝らす 
9.人間と人間以外のもの 
10. ゼロ地点に立つ写真 
11.言葉のいまむかし 
12.「私」のなかの見えない「他人」

装幀は間村俊一さん。文字とイラストの「黄金比率」ぶりに驚嘆! イラストレーターの毛利彩乃さんがドイツに旅立つ前に描いてくださったイラストが軽やかな雰囲気に添えています。
そしていま「ポータブル3」を制作中!
今回はなしのつもりだったのに、見本をみたら作りたくなって急きょ作業し、今週末には出来上がります。
(2011.10.25)