ことばをもちよる緊急イベントをおこないます!

忘れることのできない春になりました。
まもなく桜が咲くというのに、とても楽しむ気持ちになれないほど、心のなかは深い悲しみと不安におおわれています。
想像以上の災害であるのが判明し、直視することのできないほどの悲しい光景がニュースで流れはじめたとき、ふと思いだしたことがありました。悲しみのどん底にあった終戦直後の沖縄で、てるりんこと照屋林助さんは村々をまわって漫談をしました。こんなときにお笑いなんかして、とまゆをひそめる人もいましたが、彼は「生きているお祝いだ」といいながら人々を笑わせてまわったのです。
これまではエピソードのひとつとみなしていたこの話が、今回の災害でリアリティーをもって迫ってきました。悲しくて漫談なんか聞いていられない人もいたでしょう。苦々しい思いをした人もいたかもしれません。でも想像を絶する状況下で、人はそれぞれの抱える事情を生きるしかないのです。てるりんにとって「生きているお祝い」として慰問をおこなうことが自分を生きることだったのでしょう。

連休中、そんなことをつらつらと考えながら過ごしていました。
そして、いま必要なのは震災の情報や状況説明ではなく、心を強めてくれる凝縮された詩の「ことば」なのだと思いいたりました。さっそく詩や短歌を書いていらっしゃる方々に連絡したところ、たちまち10数名の方が出演を名乗りでてくださいました。
今週末、3月27日(日)に「ことばのポトラック」を開催いたします。
これは詩人、歌人、作家、歌手の方々が「ことば」をもちよる集いです。自作詩、翻訳詩、短歌、歌唱など、さまざまなかたちの「ことば」を身に浴びて、心の灯をともしましょう。会場は、ロベール・ドアノーのイベントをおこなった渋谷の「サラヴァ東京」です。
家でひとりで妄想にかられて不安がるより、いまを生きる力をシェアしあう場を!という願いを込めた<カタリココ>番外編へ、みなさまのご参加をお待ちしています。

「ことばのポトラック」 出演者(エントリー順)
 佐々木幹郎(詩)
 管啓次郎(詩)
 古川日出男(散文詩)
 平田俊子(詩)
 東直子(短歌)
 くぼたのぞみ(詩)
 南映子(詩)
 かのうよしこ(歌唱)
 Ayuo高橋鮎生(弾き語り)
 堀江敏幸(詩)
 小池昌代(詩)
 間村俊一(俳句)
 潮田明(翻訳詩)

*声の届く範囲のカフェ形式のイベントですので、定員数が限られています。
ご参加いただける方は「サラヴァ東京」に直接ご予約ください。

2011年3月27日(日) 終了しました
11:30 開店 12:30イベント開始
参加費: 3000 円(ブランチ付き)
*最低限の必要経費を差し引いた売上金を信頼のおけるNPOに寄付し、震災の復興に役立てていただきます。
金額は追ってwebで公開いたします。
要予約:TEL/FAX 03-6427-8886
    contact@saravah.jp
    http://www.saravah.jp/tokyo/