三省堂本店で『考える人』の特集にあわせて紀行文学フェアをやってます!

R0012853_convert_20110126180031.jpgいま発売中の『考える人』(No.35)は紀行文学特集です。冬に紀行文学について考えるというのも、意外にいいものですね。家にこもりがちなのでせめて本のなかで旅したい。寒さで凝縮した意識は「観光」より「旅紀行」に向いてます。遠い彼方への旅、昔の人がした旅、と時空を自在に伸び縮みさせて想像に身をゆだねられるのも、冬ならではの感覚です。わたしもこの特集号にエッセイを書きました。異邦人の書いた日本紀行4冊を取りあげ、そのなかに日本人がどう描かれているかを明治から現代までたどったのですが、そこで得た結論は、「日本人の物見高さは昔から変らない」。とくに外国人の姿に接したときのはしゃぎぶりといったら。いまだにこんなかと驚きます。先日神保町の三省堂に行ったら紀行文学フェアをやってました。『考える人』に取りあげられた本を中心にほかにもいろんな本が並んでいて思わず足を止め、いくつか買い求めてもやもやしていた旅心を収めたのでした。(2011.1.27)