すがすがしいエネルギーに満ちたオノデラユキ展。

001_convert_20100926172134.jpg都写美のオノデラユキ展が最終日なのに気づいて、滑り込みで見てきた。デビュー作の古着のポートレイトから、上海美術館で発表した初のシルクスクリーン作品まで9シリーズを展示。ひとつのテーマにそって究めていくのではなく、直感的に閃いたことを作品にしていくのでシリーズとシリーズのつながりはない。だが、それがかえって新鮮だった。それぞれの作品に込められた発想のしなやかさに、世界にむける公正な眼差しが感じとれる。つぎに何が出てくるかわからないおもしろさもあって、しかもどれにも彼女らしい独特の視点が光っている。タイトルのつけ方もすばらしい。よくものを考える人なのだ。発表にいたるまでのさまざまな手順のどれひとつとして怠ってない。その姿勢がとても気持ちよかった。(2010.9.26)