大竹昭子のカタリココ

朗読イベント〈カタリココ〉&トークイベントのお知らせと「日々雑記」

おしらせ&雑記

Unknown.jpegいま発売中の『文学界』3月号に、藤野可織さんとの対談「写真と小説をめぐって」が載っています。おなじく『群像』にも片岡義男さんと柴崎友香さんのトークが再録されていて、そこでも写真が話題になってます。
最近、写真と親しい関係にある小説家が増えていますね。片岡さんはその元祖ですが、写真というメディアが書くものに与える影響を考えてみるのは、おもしろいです。単に描写が視覚的というに留まらず、視点の位置や移動や画角などに意識的です。
芥川賞の選評で村上龍氏が、「最近、候補作を読むのがつらくなってきた。小説は伝えたいことがあるから書くはずなのに、それがわからない」というようなことを書いてました。写真にシンパシーをもっている小説家の作品はこれに該当するのかもしれないと想像しましたが、彼らとて、伝えたいことがないわけではないでしょう。ただ、従来のような意味に還元できるテーマとは異なってきているのを感じます(2015.2.16)