大竹昭子のカタリココ

朗読イベント〈カタリココ〉&トークイベントのお知らせと「日々雑記」

おしらせ&雑記

稲葉真弓さんの朗読映像をYouTubeにアップいたしました。

小説家で詩人の稲葉真弓さんが8月30日に他界されました。稲葉さんとはニューヨークから帰って間もない80年代初めに知り合っておつきあいがはじまり、2011年には「ことばのポトラックvol.4」<女詩会>」にも出演していただきました。2年前に癌の告知をうけ、闘病しながら執筆活動なさっていたそうです。
彼女のことを想うとき、まず浮かんでくるのがあの印象的な声。よく響く低い声に暖かな力がこもり、忘れがたいです。「ポトラック<女詩会>」の映像から稲葉真弓さんが出演している部分を編集して「稲葉真弓さんを偲んで」という短い映像を作りました。ポトラックの記録をしてくれている大川景子さんの作です。魅力ある声で読み上げられる2篇の詩をお聞きください。(2014.9.10)

10月のカタリココ、予約がはじまりました!

10月4日(土)のカタリココは、いつもはゲストを迎えている側の森岡書店の森岡督行さんにゲスト席に座っていただきます。
森岡さんは、古書店を営むかたわら執筆業にも力を入れており、2011年に『写真集』、12年に『Books on Japan 1931-1972』を、そして今年3月にはこれまでの半生と書店開店までの経緯をつづった『荒野の古本屋』を出されました。

イベントは二部構成。まずは現在、『芸術新潮』にて連載している「作家が覗いたレンズ」についてお話を伺います。文章を書きながら写真も撮っていた作家をとりあげ、写真ともに紹介するこのページ、写真中心のコラムで文章はごく短かい点が残念。きっと話したいことがいっぱい溜まっているでしょうし、書きながら撮ることにも惹かれる私にとっても大変に興味深いテーマです。ぜひこの機会に、書くことと撮ることの奥義を探ってみたいと思います。

第二部は本が好きで、社会に背を向けがちだった青年が、本を売ることと書くことをどんなふうに生業として育てていったのかを取り上げます。昔の写真をもってきていただくようお願いしてありますので、それを上映しながら、森岡さんがどんな環境風土のなかで人間を形成し、いまに至ったかをたどってみます。つまり、森岡督行のストリップショーですね! 必見です。(2014.9.8)

◎10月4日(土)
開催時間:開場 18時半 開演時間 19時
予約開始 9月4日(月)13時/定員数 40人
会場:森岡書店の近所の貸会議室 03-3249-3456 info@moriokashoten.com
詳細はご予約時にお伝えいたします。


久しぶりに,須賀敦子さんのこと。

有鄰堂が出している「有隣」534号に、須賀さんへの手紙という形式で、「箱にいれてとっておきたいような夜」を書きました。このタイトルは、はじめて須賀さんにインタビューし、それが終わって街を歩いているときに、ふと須賀さんが口にした言葉からとりました。ウェブ版有隣で読むことができます。また神奈川近代文学館で、10月4日から11月24日まで「須賀敦子の世界展」が開催。(20149.6)


9月の迷走写真館はこの写真です!

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8月が終わり、9月がはじまって最初のお知らせは、毎月1日更新の<迷走写真館>です。
今月は左の写真について書いてみました。
夜の街路に椅子を出して腰掛けている若い女性。
一目みて1960年代のにおいを感じずにはいられません。
アスファルトに落ちている無数の丸い染みも気になります……。→ときの忘れもの(2014.9.1)