大竹昭子のカタリココ

朗読イベント〈カタリココ〉&トークイベントのお知らせと「日々雑記」

おしらせ&雑記

FRAGMENTS 4展の講評のために那覇へいってきました!

L102059020146-13 午後7月 19 2014カタリココが終わった翌日、那覇に飛び、FRAGMENTS 4展の講評会にいってきました。プロもアマも問わず、年齢も大学生から70代まで、19人の写真が3室にわたって展示、変化に富んだ内容で、とてもおもしろかったです。「この写真がすごい」のスピリットと重なるものを感じました。

講評会は、それぞれの展示コーナーの前で、FRAGMENTS 4主宰者の勇崎哲史さんと私が対話しながらおこないましたが、「この写真がすごい3」の候補に入れたいと思うものにも出会えました!

写真、とくにスナップは、本人が意識していない一面をあぶりだし、ひとりの人間のなかに、いかに多くの人間が隠れているかを物語ります。それを多くの人とシェアしあうとき、人間の不思議さと魅力が際立ち、歓びに包まれます。いくら人間不信になっても、人間は人間を止められないし、捨てられない、そんなことを改めて思いました。

写真は石川竜一さんが、自身の作品について解説しているところです。彼の写真には、これまで見たことのない沖縄がたくさん写っていて、圧倒されます。今年11月、赤々舎から、石川さんの初の写真集が2冊同時に出版されるそうです。楽しみです!(2014.7.22)

マイク・モラスキーさんのカタリココ、彼の熱演に爆笑しました!

写真2014年7月17日(木)、ゲストにマイク・モラスキーさんをお迎えして、千駄木古書ほうろうでおこなわれたカタリココ。店と町と人をテーマに縦横に話題が広がりました。
私は事前にモラスキーさんとお会いしていたのでそうは思わなかったですけど、観客のなかには、ご著書からちょっと怖そうなイメージを抱いていた方もいたようでした。でも実際にはその反対で、冴えわたる毒舌ぶりに込められたユーモアや、町と人への愛情こもった観察ぶりに、会場は終始、爆笑の渦でした。

打ち上げにもいつもよりたくさんの方が残ってくださり、「こんなおもしろい方だったとは思いませんでした!」という声に、モラスキーさんの前に置かれた「八海山」の一升瓶はたちまち空に! 

はじめて挑戦してくだった朗読も熱演でした。お願いしたのは、『ひとり歩き』の「目覚めたら、美人」というエッセイです。夜の電車で中年サラシーマンが美女に絡んでいるのを見て、モラスキーさんが諭すシーンがあります。そこのよっぱらいサラリーマンのセリフがとても真に迫って、モラスキーさんの新たな芸が発掘されたようでした。

今回で今年前半のカタリココは終わり、次回は10月4日、ゲストは森岡書店の店主森岡督行さんです。彼の幼少期の写真なども上映するレアな機会となりますので、ご期待ください!(2014.7.21)

『新潮』8月号に短篇「カエルと男と女」が載りました!

新潮8月号タイトルに悩みました。結局、「カエルと男と女」に落ち着いたのですが、どこかで見たことのあるような……と思ったら谷崎潤一郎の「猫と庄造と女」に似てます。ふたりの男とひとりの女を巡る物語。ときは初冬から年末にかけて、といまと反対の季節が舞台ですが、その三人の男女に「カエル」が絡んでいます。
カエルと言えば、「二兎と偽札と蛙の目」という短篇を前に『群像』に書いたことがあるし、連載中の日経新聞「プロムナード」にもこれからカエルの話が一回でてきます。別にカエルは好きでもないし、興味もないのに、どうしてかなあ、と非常に不思議。知らない間にアタマのなかに「カエル溜まり」ができ、縁から溢れてこぼれ出してきたのかもしれません……。(2014.7.7)

日経新聞連載がスタート、第1回は「アブない散歩」。

今日から日経新聞夕刊の連載「プロムナード」がスタートしました。毎水曜日担当です。
今日のタイトルは「アブない散歩」。配達された夕刊を開くと、偶然にもおなじ紙面に隅田川の橋の話が載っているではないですか! 連載がつづく半年間、毎日無料で日経新聞が届くのです。原稿料もうれしいけど、この計らいもまた新鮮。

新聞連連載は、一昨年から一年半、毎日新聞の日曜版「日和下駄とスニーカー」で書いたのが最初です。あのときは、取材して、写真を撮って、地図を書いて、と毎回大変でした!苦労したお陰で、今回はとても楽に感じます。25回ありますが、しりとりのように前回の内容を反映させつつ、一篇がショートストーリーのように完結しているものを書きたいと思っています。

曜日ごとの担当は以下のとおりです。

月) 佐々木敦氏(文芸評論家)
火) 湊かなえ氏(作家)
水) 私
木) 伊東潤氏(作家)
金) 高橋秀実氏(ノンフィクション作家)         (2014.7.2)

7月の迷走写真館はこの写真です!

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深い霧のなかに浮かび上がる土塀や背後の樹木。
でも、もっとも気になるのは、画面右手に立っている造形物だ。
わたしの目にはそれが頭にターバンを巻き、裾の長いガウンをまとった人物像に見えてしまう。
その見るたびにそのイメージがよみがえり、どうやっても拭い去れない……。→ギャラリーときの忘れもの(2014.7.1)