大竹昭子のカタリココ

朗読イベント〈カタリココ〉&トークイベントのお知らせと「日々雑記」

これまでのカタリココ

2014年のカタリココ

◎5月28日(水)
ゲスト:寄藤文平
開催時間:開場 18時半 開演時間 19時
予約開始:4月28日(水)12時/定員数 30人
会場:ボヘミアンズ・ギルド 03-3294-3300 natsume@natsume-books.com

「たまたま書店でみかけた本。色鉛筆一本で書かれたシンプルな表紙には『絵と言葉の一研究』とありました。古風で謙虚なタイトルにポップなイラスト、友達が書いた哲学書のような気安い佇まいで、ぐぐっと惹かれたのを覚えています。その著者がまさかの超売れっ子デザイナー、駅でよく見るポスターの人だと知ったのはその後です。すみません。そんなタイミングに勝手にご縁を感じています。絶妙な距離感で時代に寄り添う寄藤さんと、寄藤さんを今回のゲストに「熱望」なさった大竹さん。当日までには、寄藤さんのデザインによる大竹さんの編著書『この写真がすごい』第2弾が店頭に並んでいるはずです。写真好きのおふたりのあいだでどんな対話が交わされるでしょう。乞うご期待!」(SK)

寄藤文平(よりふじぶんぺい)
1973年長野県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科中退。アートディレクター、グラフィックデザイナー。代表作に『R25』表紙イラスト、JT「大人たばこ養成講座」、東京メトロCM・マナーポスター、「白黒つけないカフェオーレ」などがある。東京ADC賞、日本タイポグラフィ年鑑大賞受賞をはじめ、講談社出版文化賞ブックデザイン賞、造本装幀コンクール、出版文化産業振興財団賞など受賞多数。主な著作に『ウンココロ手帖』『死にカタログ』『ラクガキ・マスター 』『絵と言葉の一研究 』がある。2000年に有限会社文平銀座を設立し 企業ロゴ、広告、ブックデザイン、アニメ制作、自著の企画・出版など幅広い活動をしている

 
◎7月17日(木)
ゲスト:マイク・モラスキー
開催時間:開場 18時30分 開演時間 19時
予約開始:6月17日(火)13時/定員数 50人
会場:古書ほうろう 03-3824-3388 horo@yanesen.net

「日本中のジャズ喫茶を訪ね歩き、東京中の居酒屋をハシゴして回るモラスキーさん。町の歴史を繙き、店に集う人びとを取材、考察するなかで浮かび上がってくるのは「場」の力で、古本屋としても多くの発見と共感がありました。やはり「場」の力を信じ、町歩きをこよなく愛する大竹さんとの対話、とても楽しみです。」(KM)

マイク・モラスキー
1956年米国セントルイス市生まれ。シカゴ大学にて博士号を取得(日本本土と沖縄の文学作品に見られるアメリカ占領がテーマ)。ミネソタ大学、一橋大学教授を歴任後、現在は早稲田大学国際学術院教授。日本語の著書に『戦後日本のジャズ文化』(青土社/サントリー学芸賞)、『ジャズ喫茶論』『呑めば、都』(ともに筑摩書房)、『ひとり歩き』(幻戯書房)、『日本の居酒屋文化』(光文社新書)』などがある。延べ20年に及ぶ日本滞在で最初に住んだ町は葛飾区お花茶屋。近年は「赤提灯国粋主義者」としても名を馳せている。


◎10月4日(土)
ゲスト:森岡督行
開催時間:開場 18時半 開演時間 19時
予約開始 9月4日(月)13時/定員数 40人
会場:森岡書店の近所の貸会議室 03-3249-3456 info@moriokashoten.com
詳細はご予約時にお伝えいたします。

「2007年にRainy Day Bookstore & Cafeではじまったカタリココは、翌年、古書店に会場を移してつづけられてきましたが、今回のゲストはその当初から参加している最古参の森岡書店の森岡督行さんです。森岡さんは店を経営するかたわら、文筆家としても活躍され、数々の著書を出されています。最新刊『荒野の古本屋』では、本が好きで社会に背をむけがちだった青年が、若き日に溜め込んだ本の蓄積をまず書店のかたちで表現し、つぎに著作を書いて世に問うていく過程がつづられています。そこで今回は、森岡督行という人間とその表現がいかに形成されてきたかを、出来ることなら子どものころからの写真などを上映しつつ展開したいと思います。7年目にして店主自らがゲストとなる特番に、ぜひご期待ください!」(AO)

森岡督行(もりおか よしゆき)
1974年山形県生まれ。東京・茅場町にて森岡書店を経営。著書に『写真集』(平凡社)、『Books on Japan 1931-1972』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『荒野の古本屋』(晶文社)がある。現在、『芸術新潮』にて「作家が覗いたレンズ」、新潮社HPにて「森岡書店日記」、ビー・エヌ・エヌ新社HPにて「Books on Japan beyond the space beyond the time」を連載している。


◎11月27日(木)
ゲスト:藤野可織
開催時間:開場 18時半 開演時間 19時
予約開始 10月27日(月)12時/定員数 35人
会場:ブックギャラリーポポタム 03-5952-0114 popotame@kiwi.ne.jp

「最初から最後まで安心できない。文章やストーリーの魅力に引きずられ読みふけっていると、平然とした顔をして、私の想像を超えるむごいことやグロテスクなものが、一滴二滴と盛られ、気がつくと毒にやられている。すごくおもしろい、けど安易に人にはすすめられない。私はいま中毒になっています。」(EO)

藤野可織(ふじの かおり)
1980年京都生まれ、作家。2006年文學界新人賞を受賞しデビュー。2013年「爪と目」で第149回芥川賞受賞。著書に『いやしい鳥』(文藝春秋)、『パトロネ』(集英社/集英社文庫)、『爪と目』(集英社)、『おはなしして子ちゃん』(講談社)、『ファイナルガール』(扶桑社)がある。

*入場料は全回均一1500円

2013年のカタリココ

◎6月1日(土)
ゲスト:会田誠
開催時間:開場 18時半 開演時間 19時
予約開始:5月1日(水)12時/定員数 40人
会場:ボヘミアンズ・ギルド 03-3294-3300 natusme@natsume-books.com

「会田さんの著書は、ものいいが正直でとても面白く親近感がわいてしまいます。そんな「現代美術作家」を生業とした「天才」会田さん、どんな朗読を披露されるのでしょうか。また、ふだんどんな本をお読みになっているのでしょうか。飄々とした会田さんにするどいツッコミをいれる大竹さん、二人の丁々発止のトークが期待されます。」(SK)

会田誠(あいだ まこと)
1965年生まれ。1991年東京芸術大学院美術研究科修了。日本を代表する現代美術家のひとり。美少女、エログロ、戦争、おたくカルチャーなどをモチーフとした、シニカルでセンセーショナルな表現でしられる。代表作に『巨大フジ隊員VSキングギドラ』(1993年)『あぜ道』『切腹女子高生』『美しい旗(戦争画RETURNS)』などがある。ミヅマアートギャラリーでの個展を中心に国内外で活動。2012年森美術館で個展『会田誠 天才でごめんなさい』を開催する。平面作品に限らず、映像作品の監督・出演、またフィギュア制作など、幅広い活動をしている。

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◎7月5日(金)
ゲスト:しりあがり寿
開催時間:19時15分開場 19時30分開演 ※18時00分より整理券配布
予約開始:6月7日(金)12時/定員40名 
会場:ブックギャラリーポポタム 03-5952-0114
*同時開催:藤枝奈己絵「大日記マンガ展。」(7/5~9)

「東日本大震災・原発事故後まもなく、大竹昭子さんは詩人や作家に声をかけて「ことば」を持ち寄ったチャリティーライブ「ことばのポトラック」を開催しました。ゲストのしりあがり寿さんは震災をテーマにした『あの日からのマンガ』(エンターブレイン)を出版。エッセイ集『みらいのゆくすえ』(春風社)では、ゆるくも核心をつく鋭さで「ポスト3.11の希望のかたち」を描いています。未来は重苦しいかもしれないけれど、楽しいかもしれない。言葉、絵、ストーリーの力に希望をみる私は、お二人のトークをぜひ聞いてみたいと思いました。」(EO)

しりあがり寿(しりあがりことぶき)
1958年静岡市生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業後キリンビール株式会社に入社し、パッケージデザイン、広告宣伝等を担当。1985年『エレキな春』で漫画家デビュー。近著に『ゲロゲロプースカ』(エンターブレイン)、絵本『ねつでやすんでいるキミへ』(岩崎書店)等。


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◎9月12日(木)
ゲスト名;松家仁之
開催時間:18時30分開場/19時開演
予約開始:8月12日(月)13時/定員50名
会場:古書ほうろう 03-3824-3388 horo@yanesen.net


「『火山のふもとで』からぼくが受け取ったものは、建築についての知識や考えだけでなく(それも素晴らしい贈り物でしたが)、建築について語ることとそれを美しい言葉で書き連ねていくことは不可分なのだ、ということでした。そしてなにより、物語にひたっているときのあの心地よい時間の流れ! 建築好きの大竹さんがこの小説をどう読み、松家さんからどのような話を引き出されるのか、とても楽しみにしています。」(KM)

松家 仁之(まついえ まさし)
1958年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、1982年新潮社入社。「小説新潮」編集部在籍時に星野道夫の作品と出会い、増刊「マザー・ネイチャーズ」を企画。「シンラ」編集部を経て、1998年「新潮クレスト・ブックス」創刊に携わる。2002年、雑誌「考える人」を創刊、編集長に就任。2006年より「芸術新潮」編集長を兼務し、2010年6月退社。2012年に発表した小説『火山のふもとで』にて読売文学賞を受賞した。慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授を現任。尊敬する編集者は小野二郎と塙嘉彦。

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◎12月6日(金)
ゲスト名:南陀楼綾繁・江口宏志
開催時間:19時会場 19時30分開演
予約開始:11月6日(水)13時/定員40名
予約受付:03-3249-3456(森岡書店)
会場:森岡書店の近所の貸会議室 (受付時に詳細をお知らせいたします)

「さまざまなメディアで書店特集が組まれ、ほうぼうで書店の開業講座が開講される今日ほど、書店が脚光をあびた時代はなかったのではないでしょうか。この潮流を牽引してきた南陀楼綾繁さんと江口宏志さん。お二人が見ている日本の書店の現状とは。また、これからの書店のあり方とは。「一箱古本市」と「THE TOKYO ART BOOK FAIR」の接点と断絶についても伺いたいです。」(YM)


南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)
1967年生まれ、島根県出雲市出身の編集者、文筆家。古書や本に関するイベント等を盛んに行っている。「ダンボール1箱」だけの本を持ち売り、古本として売るイベント「一箱古本市」の主催者。著書に「一箱古本市の歩きかた」 (光文社新書)、「路上派遊書日記」(右文書院)などがある。本名は河上進。

江口宏志(えぐちひろし)
1976年生まれ 表参道のブックショップUTRECHT/NOW IDeA代表。「THE TOKYO ART BOOK FAIR」を企画・運営するZINE'S MATE共同ディレクター。国連大学前広場の本の直売所「BOOKMAN'S MARKET」のディレクションや、アマゾンにない本だけを集めた仮想ブックショップ、nomazonの運営も行っている。著書に「表紙とカバー」(ピエ・ブックス)、「ハンドブック」(学研)がある。


*料金は全回共通1500円です

2012年のカタリココ

■5月9日(水)18時半開場/19時開演
ゲスト 祖父江慎(フラフィックデザイナー)
予約  4月9日(月) 13時開始 定員50名
会場  ボヘミアンズ・ギルド

「絵でも言葉でもないブックデザイン。小さなこだわりと奇抜な発想でブックデザインという世界の幅を広げ、その枠組みを軽々と乗り越えていった祖父江慎。その源は、作品に対する“うっとり力”だという。祖父江さんの“うっとり”は、一体どこからくるのだろう(KN)

祖父江慎(そぶえ しん)1959年愛知県生まれ。多摩美術大学グラフィック科在学中、工作舎でアルバイトをはじめ、その後多摩美を中退。1988年からフリーで活動をはじめ、1990年にコズフィッシュを設立。1996年にさくらももこ「神のちから」で日本書籍出版協会理事長賞を受賞。1997年には、杉浦茂「杉浦茂マンガ館」で講談社文化賞ブックデザイン部門受賞。また、2003年には「ミステリーランド」シリーズで、第38回造本装丁コンクール展・文部科学大臣賞受賞。小説からコミックスまで、幅広いジャンルのブックデザインを手掛ける。

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■7月14日(土) 18時半開場/19時開演
ゲスト 片岡義男(作家) 
予約  6月14日(木) 13時開始 定員50名
会場  古書ほうろう


「出会いは、中学生の頃買った赤い背表紙の角川文庫。以来、ぼくの興味の赴く先にはいつも片岡さんがいました。たとえば植草甚一、広瀬正、安田南。あるいはモノとしての本や東京の街。今回の大竹さんとの対談では、そんな汲めども尽きぬ片岡さんの新たな魅力に触れられるのではと期待してます」(KM)

片岡 義男(かたおか よしお)
1940年、東京生まれ。早稲田大学在学中、「マンハント」にてコラムの執筆や翻訳をはじめる。「宝島」編集長を経て、1975年『スローなブギにしてくれ』で野性時代新人文学賞受賞。代表作に『ぼくはプレスリーが大好き』『ラハイナまで来た理由』『日本語の外へ』、近著に『木曜日を左に曲がる』(左右社)『僕らのヒットパレード』(国書刊行会/小西康陽との共著)がある。近年は東京を題材とした写真集も多い。餃子好き。

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■9月30日(日) 16時半開場/17時開演
番外編「読書会」
ゲスト 平田俊子(詩人)
予約  8月30日(木) 12時開始 定員30名
会場  ブックギャラリー・ポポタム

「今年のポポタムは趣向を変えて、番外編の「カタリココ読書会」。ゲストとホストがそれぞれ小説作品を選んで討論します。ゲストは昨年のカタリココで大竹さんと見事なかけ合いを披露してくださった作家・詩人の平田俊子さん。お題は、室生犀星『蜜のあわれ』(講談社文芸文庫)です。ホストの大竹さんからは、アニー・エルノー『シンプルな情熱』(ハヤカワepi文庫)を。ともにやわらかな語り口のお二人が、研ぎすまされた言葉でエロスあふれる二つの作品をどのように語ってくれるのでしょう。もう、いまからドキドキしています」(大林えりこ)

平田俊子(ひらた としこ)
1955年島根県生まれ。現代詩新人賞受賞後、1984年詩集『ラッキョウの恩返し』(思潮社)を上梓。『ターミナル』(1998年晩翠賞受賞/思潮社)、『詩七日』(2004年萩原朔太郎賞受賞/思潮社)、『宝物』(書肆山田)など詩を中心に、戯曲・小説・随筆も発表。2005年に小説『二人乗り』(講談社)で野間文芸新人賞受賞。『スロープ』『殴られた話』(ともに講談社)『私の赤くて柔らかな部分』(角川書店)、『きのうの雫』(平凡社)など著書多数。月刊誌『なごみ』(淡交社)にエッセイ「気がかりな町」を連載中。

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■12月8日(土) 18時半開場/19時開演
ゲスト 鬼海弘雄(写真家)
予約  11月8日(木) 13時開始 定員40名
会場  茅場町の貸会議室 (森岡書店ではありません、お申し込み時にお知らせいたします)
森岡書店にて同時開催:鬼海弘雄写真展 12月3日(月)ー15日(土) 日曜休

「鬼海弘雄さんは昨年、東京都写真美術館において、浅草に集う人々のポートレイト「PERSONA」と「東京」の街のポートレイト「東京迷路」「東京夢譚」から約200点の作品を一同に展示しました。「東京」を写すことは鬼海弘雄さんのライフワークといえます。一方、大竹昭子さんは文筆家として「東京」を舞台にした「図鑑少年」「ソキョートーキョー」を著しています。また写真も撮られて、今秋には「東京」の街を写した写真展を行います。鬼海弘雄さんと大竹昭子さんが対面するのは、今回が初。それぞれの視点から見た「東京」のイメージとは。森岡書店で同時開催する鬼海弘雄写真展も是非あわせてご覧ください」(YM)

鬼海弘雄(きかいひろお)
1945年山形県生まれ。法政大学文学部哲学学科卒業後、トラック運転手、マグロ漁船乗組員など様々な職業を経験。ダイアン・アーバスの写真と出会い、衝撃を受け写真家に。その後、浅草の人々のポートレイトを40年以上撮り続けている他、インディア、アナトリアでの撮影もライフワークのひとつとなっている。写真集に、『王たちの肖像-浅草寺境内』『INDIA』『PERSONA』『アナトリア』など多数。

料金は全回共通1500円です。

2011年のカタリココ

<2011年のカタリココ>

2007年にはじまった<カタリココ>は、2011年に5周年を迎えました。
それを記念して7月にジュンク堂池袋店で「カタリココと私」展を開催、これまでのゲストの方々から送られてきた文章と私の感想文を掲載した「ポータブル2 カタリココ回想記」を発行しました。


■6月28日(火)
ゲスト:星野智幸
18時半開場/19時開演
予約開始:5月30日(月)12時より
定員:50名
会場:古書ほうろう


去年、『俺俺』を読み終えてすぐ、「来年のカタリココは星野さんで」と心に決めました。閉塞したこの世の中の、歪んだ合わせ鏡であるこの小説を、大竹さんはどのように読み、どんな話を引き出されるのでしょう。星野さんご自身による朗読も、とても楽しみです。(KM)

ゲスト・プロフィール
星野 智幸( ほしの ともゆき)/1965年、ロサンゼルス市生まれ。小説家。早稲田大学卒業後、新聞記者を経て、メキシコシティへ二度の留学。1997年『最後の吐息』で文藝賞、2000年『目覚めよと人魚は歌う』で三島由紀夫賞、2003年『ファンタジスタ』で野間文芸新人賞を受賞。最新刊『俺俺』では、本年の大江健三郎賞を受賞した。「第1回路上文学賞」選考委員で、ホームレス・フットサルの日本代表「野武士ジャパン」を応援している。ルイス・ブニュエル好き。


■7月23日(土)
ゲスト:穂村弘、長島有里枝
18時開場/19時開演
予約開始:6月20日(月)15時より
定員:80名
会場:サラヴァ東京


言葉の意味から離陸した上空にひとつの世界を結実させる短歌。視覚を手がかりにまだ言語化できないものを探りだす写真。穂村さんは写真に深い興味をもち、長島さんはいま文章でも活躍中です。言葉っていったい何なのでしょう。鋭い言語感覚をもつおふたりをお迎えしての異種格闘鼎談。(AO)

ゲスト・プロフィール
穂村弘(ほむらひろし)1962 年札幌生まれ。歌人。上智大学英文科卒。歌集『シンジケート』でデビュー。短歌に留まらず、エッセイ、絵本の翻訳、評論など、幅広く活動。『短歌の友人』で伊藤整文学賞受賞。短歌集に『手紙魔まみ、夏の引っ越し(ウサギ連れ)』『ラインマーカーズ』、エッセイに『絶叫委員会』『整形前夜』、対談集に『どうして書くの?』など。軽やかな筆致の奥に鋭い考察を秘めた文章が多くのファンを集めている。写真について的確な見方のできる人でもある。

長島有里枝(ながしまゆりえ)1972年東京生まれ。写真家。武蔵野美術大学卒。大学時代にパルコ主催の「アーバナート」展に家族ヌードを出品し、荒木経惟に絶賛されパルコ賞受賞。一貫して家族、友人、夫、子供との関係など、生きる現場から浮上してくる問いを写真で追究してきた。写真集に『YURIE NAGASHIMA』『家族』『not six』『PASTIME PARADISE』(木村伊兵衛賞受賞)、『SWISS』などがある。またすぐれた文章家でもあり、『背中の記憶』で講談社エッセイ賞受賞。


■9月11日(日)
ゲスト:平田俊子
17時受付開始/17時半開演
予約開始:7月19日(火)14時より
定員:30名
会場:ブックギャラリーポポタム

◎同時開催:村田喜子個展
9.7(水)~17(土)
9.12(月)のみ休廊
14:00~21:00
9.11(日)と9.17(土)は12~17:00
平田俊子『私の赤くて柔らかな部分』の挿画を描いたイラストレーターの作品展


坂の傾斜が人の心を傾ける、坂は人間を恨んでいる(『スロープ』より)と書く平田さん。東京の地形が好きで坂道を歩く大竹さん。人はどこからその道を坂と感じ、好奇心はどこから恐怖心になるのか、とそんなことを考えながらお二人の対話を心待ちにしています。(EO)




ゲスト・プロフィール
平田俊子(ひらたとしこ)詩人。1955年生まれ、福岡県出身。現代詩新人賞受賞後、1984年詩集『ラッキョウの恩返し』(思潮社)を上梓。『ターミナル』(1998年晩翠賞受賞/思潮社)、『詩七日』(2004年萩原朔太郎賞受賞/思潮社)、『宝物』(書肆山田)など詩を中心に、戯曲・小説・随筆も発表。2005年に小説『二人乗り』(講談社)で野間文芸新人賞受賞。『スロープ』『殴られた話』(ともに講談社)『私の赤くて柔らかな部分』(角川書店)、『きのうの雫』(平凡社)など著書多数。


■10月4日(火)
ゲスト:畠山直哉
18時半開場/19時開演
予約開始:9月5日(月)12時より
定員:40名
会場:ボヘミアンズ・ギルド


畠山さんの被写体は石灰石鉱山の現場や石灰工場、発破の瞬間、
または都会の建築群や地下水路。なぜ、どうしてこのような場所を撮り続けているのか。畠山さんにとっての写真とはなんなのか。そんな畠山さんの原点に迫るような話を聞いてみたいです。(K.N)

ゲスト・プロフィール
畠山直哉(はたけやまなおや)1958年岩手県生まれ。1984年筑波大学芸術研究科修士課程修了。「都市」をテーマに現代世界の在り様そのものを根底から問うような作品を発表し続ける。1997年に写真集『ライム・ワークス』、写真展『都市のマケット』により第22回木村伊兵衛賞受賞。2001年には世界最大の国際美術展である「ヴェネツィア・ビエンナーレ」に日本代表の一人に選ばれている。同年、写真集『アンダーグラウンド』により第42回毎日芸術賞を受賞。10月から東京都写真美術館にて畠山直哉展開催予定。


■11月11日(金)カタラレココ
聞き手:平松洋子
18時半開場/19時開演
予約開始日:10月11日(火)13時
定員:40名
会場:森岡書店


「カタリココ」とは反対に、ゲストの方が大竹昭子さんの著作に迫る「カタラレココ」。今年は平松洋子さんがホスト役をつとめ、「今年見た写真」をテーマに話しあいます。大竹昭子さんが考える写真の現在とは。また、平松洋子さんの見る写真のあり方とは。(YM)
 
◎展覧会予告
森岡督行著、平野太呂撮影「写真集をどうぞ」(仮)刊行記念写真展。
11月7日(月)ー19日(土) 13日(日)のみ休業 13時ー20時
大竹昭子さんと平松洋子さんを写した写真も展示予定。

聞き手プロフィール
平松洋子(ひらまつ ようこ)/エッセイスト。アジアを中心に世界各地を旅しながら、食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。「サンドウィッチは銀座で」(文藝春秋)、「韓国むかしの味」(新潮社)、「焼き餃子と名画座」(アスペクト)、など著書多数。2006年には「買えない味」(筑摩書房)でドゥマゴ文学賞を受賞した。レアな写真集やオリジナルプリントを多数所有している隠れ写真ファンでもある。


◎ホスト・プロフィール
大竹昭子(おおたけあきこ)ドキュメント、小説、エッセイ、写真評論など、ジャンルを横断して執筆。2007年以来<カタリココ>を開催。東日本大震災直後に詩人・作家に呼びかけて言葉を持ち寄る「ことばのポトラック」をおこなう。来年3月まで継続の予定。著書に『図鑑少年』『随時見学可』『ソキョートーキョー』など多数。最新刊は『彼らが写真を手にした切実さを』(平凡社)。

◎入場料:各回とも1500円

◎2011年6月13日よりジュンク堂池袋店9階にて、カタリココ5周年を記念し<「カタリココと私」>展を開催、大竹昭子の語る各回の思い出、出演したゲストのコメント、参加古書店からのメッセージ、「ことばのポトラック」の映像と出演者のセレクト本などを展示し、この5年のイベントの成果を振り返りました。同時に「カタリココ回想記」を発行し、会場で配布しました。

2010 年のカタリココ

2010年も5つの町の5つの古書店で6月から11月までおこないました。11月には新たな企画として<カタラレココ>がスタート。立場が逆転して大竹昭子が聞かれ役になるというこれは、昨年のゲストの堀江敏幸さんの発案で、彼が聞き手をつとめてくださいました。

6月17日(木)19時開演(30分前に開場)
5月22日(土)12時予約開始
ゲスト:ホンマタカシ
会場:ボヘミアンズ・ギルド

「ホンマさんの写真にある東京ってなんかなつかしいです。同じ頃に、東京に生まれ育った街の色を感じます。
東京の空って真っ青じゃないし、東京の人って意外に素朴だし。そんなホンマさんの東京イメージってどんななんでしょう」(N)

ほんま・たかし=1962年東京生まれ。日本大学芸術学部写真学科在学中に、広告制作会社ライトパブリシティに入社。91年から92年にかけてロンドンに滞在し、ファッション・カルチャー誌『id』で活動する。帰国後は、雑誌、広告など幅広いジャンルで活躍中。1998年『TOKYO SUBURBIA 東京郊外』(光琳社出版)で木村伊兵衛賞を受賞。2004年には写真家・中平卓馬を追った映画『きわめてよいふうけい』を撮影。

ボヘミアンズ・ギルド
営業時間11:00-19:30/年中無休
101-0051 東京都千代田区神田神保町1-1木下ビル1・2F
Tel: 03-3294-3300 Fax: 03-3294-3330


7月3日(土)19時30分開演(30分前に開場)
6月5日(土)11時予約開始
ゲスト:前田司郎
会場: 百年

「日常の、なんでもない風景を切取り、小さな感情の揺れを丁寧に描き取ることで、そこに生きてるものたちからの呼び声が聞こえてくる。生きてるものはいないのか?-その問いは不思議と胸に残り、あきらかであると思う答えを揺さぶる。」(T)

まえだしろう=1977年東京都・五反田生まれ。和光大学在学中に劇団「五反田団」を旗揚げ。脚本・演出を務める。2008年に戯曲「生きてるものはいないのか」で岸田國士戯曲賞受賞。また、2005年には『愛でもない青春でもない旅立たない』で小説家としてもデビュー。2007年『グレート生活アドベンチャー』は芥川賞候補、2009年『夏の水の半漁人』では三島賞を受賞する。コンスタントに作品の発表を続け、いずれも高い評価を得る。近刊に『逆に14歳』がある。五反田団

OLD / NEW SELECT BOOKSHOP百年
営業時間12:00-23:00(月~金)/11:00-23:00(土)/11:00-22:00(日)/火曜定休
180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-10 村田ビル2F
Tel: 0422-27-6885


9月11日(土)19時開演(10分前より受付)7月13日(火)12時予約開始
ゲスト:平松洋子
会場:ブックギャラリーポポタム

「何買った何食べたで終わらない、色気ある食と生活の話。数字のないレシピも、塩梅を表すていねいな言葉で実用になる。地に足着いた日々のいとなみに思索と空想が加えられた、味わい深い時間が流れそうです」(EO)

ひらまつ・ようこ=1958年、岡山・倉敷市出身。フードジャーナリスト、エッセイスト。『焼き餃子と名画座 わたしの東京味歩き』(アスペクト)、『贈りもの歳時記』(主婦と生活社)、『一生ものの台所道具』(新潮社とんぼの本)など著書多数。2006年『買えない味』(筑摩書房)でドゥマゴ文学賞受賞。

◎同時開催:嶽まいこ個展(http://dakemaiko.com/)平松さんの著書からイメージした架空のメニューを作品にし展示販売します。
9月8日(水)~18日(土)12~19時、最終日は17時まで/日・月休廊/入場無料

ブックギャラリーポポタム
171-0021 東京都豊島区西池袋2-15-17
営業時間:12:00~19:00/月曜定休・日曜不定休(展示による)
Tel: 03-5952-0114


10月2日(土)19時開演(30分前に開場)
9月5日(日)12時予約開始
ゲスト:関川夏央
会場:古書ほうろう

「借金まみれの石川啄木、日活全盛期の吉永小百合、中年私立探偵の青春と人生、山口文憲との独身談義。多岐に渡るどの仕事からも、同じように浮かぶ関川さんの顔。そんな関川さんの文章の魅力に大竹さんがどのように迫るのか。楽しみです」(M)

せきかわ・なつお=1949年、新潟県長岡市生まれ。作家。2001年、明治以来の日本人の思想と行動原理を掘り下げた業績により司馬遼太郎賞受賞。代表作に『ソウルの練習問題』(情報センタ-出版局)、『「坊っちゃん」の時代』(双葉社)シリーズ(谷口ジローとの共作)。近著に『家族の昭和』(新潮社)、『寝台急行「昭和」行』(日本放送出版協会)がある。汽車好き。

古書ほうろう
113-0022 東京都文京区千駄木3-25-5
営業時間:11:00~23:00(月~土)/11:00~20:00(日・祝)/水曜定休
Tel/Fax: 03-3824-3388


11月6日(土)19時開演(30分前に開場) 10月6日(水)13時予約開始
聞き手:堀江敏幸
会場:森岡書店

「これまでカタリココの場で20数名もの作家の聞き手をつとめてきた大竹昭子さん。今回は立場が一変し、作家の堀江敏幸さんが大竹さんをインタビューします。題してカタラレココ。多数の著書を著しながら、いまだ語られることのなかった大竹昭子の執筆作法とは?」(OM)

ほりえ・としゆき=1964年岐阜県生まれ。作家・仏文学者。数々の文学賞を受賞、現代日本のもっとも優れた書き手のひとりとして高い信頼を集めている。『熊の敷石』(講談社)、『雪沼とその周辺』(新潮社)、『正弦曲線』(中央公論新社)など著書多数。昨年のカタリココにゲストとして出演し、写真展を開催。今回の企画はその逆ヴァージョンとして彼が発案したものである。

◎同時開催:大竹昭子写真展「NY1980」(ニューヨーク時代に撮ったモノクロ写真を展示)
11月1日(月)~13日(土)13~20時/日休/入場無料

初日の11月1日19時より大竹昭子のトークショーがあります。ストリートアートが花開き、ヒップポップ・カルチャーが誕生した30年前のニューヨーク。そこで写真をはじめたのはどうしてか、そんなことを考えつつ語ってみたいと思います。
料金:500円
要予約(定員25名)

森岡書店
103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-17-13 第2井上ビル305
営業時間:13:00-20:00/日曜定休
Tel: 03-3249-3456


■案内役・大竹昭子
おおたけ・あきこ=ドキュメント、小説、エッセイ、写真評論など、ジャンルを横断して執筆。2007年よりトークと朗読の会〈カタリココ〉を開催している。著書に『この写真がすごい2008』(朝日出版社)、『きみのいる生活』(文藝春秋)、『眼の狩人』(新潮社)、『随時見学可』(みすず書房)他多数。最新刊は長編小説『ソキョートーキョー[鼠京東京]』(ポプラ社)。

◎各回とも入場料1500円。
予約は各店までメール・電話・店頭にてお申し込みください。
また各会場にて次回のカタリココの先行予約をいたします。

2009 年のカタリココ

3年目を迎える2009年の<カタリココ>は、店舗数がさらに増えて5店になりました。
吉祥寺「百年」、茅場町「森岡書店」、目白「ポポタム」、千駄木「古書ほうろう」、お茶の水「ボヘミアンズ・ギルド」の5店。
それぞれ特徴ある店作りをして本と人をつなげている古書店で、エリアの散らばりもちょうどいい具合。
私たちはややもすると決まった街の中で、決まった動きをしてしまいがちです。
<カタリココ>をきっかけに街を横断してみることも、実はこのイベントのひとつの特徴として温めてきたことなのです。

■6月20日(土)20時開演
ゲスト:堀江敏幸(小説家)
会場:森岡書店(茅場町)→森岡書店
*6/15(月)~6/27(土)堀江敏幸写真展開催


■7月17日(金)20時開演
ゲスト:荻世いをら(小説家)
会場:百年(吉祥寺)→百年


■9月19日(土)20時開演
ゲスト:小池昌代(詩人・小説家)
会場:ポポタム(目白)→ポポタム
*9/15(火)~19(土)小池昌代ドローイング展開催 


■10月21日(水)20時開演
ゲスト:黒川 創(作家)
会場:古書ほうろう(千駄木)→古書ほうろう


■11月7日(土)20時開演
ゲスト:大竹伸朗(美術家)
会場:ボヘミアンズ・ギルド(神田神保町)→ボヘミアンズ・ギルド


各回入場料:1500円

2008年の<カタリココ>

2008年は、1年目でかたちが出来上がった<カタリココ>を、いろいろな町にデリバリーすることを考えました。
新しい会場となったのは、吉祥寺「百年」、渋谷「フライングブックス」、茅場町「森岡書店」の三つの古書店です。
新世代のオーナーが登場するようになって、古書店のイメージは従来のものとはずいぶん変わりました。
古書の販売だけでなく、さまざまなイベントをとおして街や人と関わっているのが特徴です。
6月から12月まで各店2回ずつ開催し、オーナーの世代に合わせて若手のゲストをお招きしました。
ゲスト名と開催店と以下のとおりです。

6月 いしわたり淳治(作詞家)・百年
7月 小林エリカ(文筆家・コミック作家)・フライングブックス
(8月は休み)
9月 ミーヨン(小説家)・森岡書店
10月 ECD(ラップミュージシャン)・フライングブックス
11月 柴崎友香(小説家)・百年
12月 坂口恭平(アーチスト)・森岡書店

2007年の<カタリココ>

<カタリココ>は2007年1月、西麻布のRainy Day Bookstore & Cafe(スイッチ・パブリッシング地下)ではじまりました。
企画するに際して考えたことは、本を介してさまざまなジャンルを横断してみたい、ということでした。
著書のある方ならジャンルは制限しないという方針を立て、さまざまなゲストをお招きして著書の朗読とトークをおこない、トーク内容の一部は翌月の『コヨーテ』に再録されました。
ゲストの方々は以下のとおりです。

1月 茂木健一郎(脳科学者)
2月 スズキコージ(絵本作家)
3月 角田光代(小説家)
4月 坂田明(ミュージシャン)
5月 岸本佐知子(翻訳家)
6月 都築響一(編集者・写真家)
(7月、8月は休み)
9月 森村泰昌(美術家)
10月 古川日出男(小説家)
11月 多和田葉子(作家)
12月 ピエール・バルー(作詞家・映像作家)