<カタリココ>はトークと朗読のイベントです。
「語り」と「ここ」を合わせて<カタリココ>。
都内の古書店とカフェを会場に、ゲストをお招きし、トークしながらそれぞれの著書を朗読します。
これからのカタリココこれまでのカタリココ
 
写真:第1回カタリココ。西麻布のRainy Day Bookstore & Cafe(スイッチ・パブリッシング地下)にて。ゲストは茂木健一郎さん。
<カフェ・カタリココ>はカフェでおこなうカタリココです。
四谷三丁目にあるだあしゑんかと喫茶茶会記の2店で交互におこないます。
カフェ・カタリココ
 
写真:四谷3丁目「だあしゑんか」での<カフェ・カタリココ>
<カタリココ><カフェ・カタリココ>以外の書店のイベント、写真のレクチャー、 シンポジウムなどについてご案内いたします。
その他のイベント
 
写真:「西荻ブックマーク」主催の写真レクチャー&トーク
大竹昭子(おおたけ・あきこ)
ノンフィクション、エッセイ、小説、写真評論など、ジャンルを横断して執筆。トークと朗読の会<カタリココ>を各地で開催している。著書に『この写真がすごい2008』(朝日出版社、2008)、『きみのいる生活』(文藝春秋、2006)、『眼の狩人』(ちくま文庫、2004)など他多数。最新刊は短編集『随時見学可』(みすず書房)、『あの画家に会う 個人美術館』(新潮社とんぼの本)。また、『真夜中』(リトルモア)で90年代以降の写真家のドキュメントを連載中。
web: 紀伊國屋書店「書評空間」草森紳一記念館「白玉楼中の人」でも執筆している。
おしらせ&雑記

『ソキョートーキョー』(ポプラ社)が書店に並びはじめました。

ソキョートーキョー
 『ソキョートーキョー』だなんて呪文のようなタイトル。でも「鼠京東京」と漢字で書くとイメージが湧くのではないでしょうか。「鼠京」は読んで字のごとくネズミの都。対するところの「東京」はニンゲンたちの都。ふたつの街がパラレルワールドになった長編小説です。
 ストーリーを思いついたきっかけはスナネズミを飼ったことです。彼らのしぐさはニンゲンにそっくりで、我が身を見ているようなおかしさですが、考えてみればこの世に生を受けて以来、人の行くところはどこにでも着いてきて、わたしたちのよき観察者として生きてきたのがネズミ族なのではないか、とそんな発見がこの物語の核になってます。
 別にジャンルの越境を目論んだわけではないのに、書きたいように書いたら説明しがたいものができてしまいました。本を出すごとにジャンルがばらばらで、書けばその内容までもが分類不可能なものになってしまう。どうやら越境はわたしの宿命であるらしい……。
 

 装幀はバッファロー・ジムの永松大剛さん。挿画は祖敷大輔さん。クレヨンによるテクスチャー感たっぷりの挿画が大胆にデザインされたカバーが見ものです。中を開けば本文組にもひと工夫アリ。ぜひ書店でお手にとってご覧ください。
 
おしらせ&雑記

富士さんにおどろく

日曜日、雲ひとつない快晴のなかを友人の車で一路葉山へ。川崎コンビナートあたりで富士山が見えてきた。居並ぶ煙突群のうしろにどっかりと座る白き山容。人工物と自然物とが合体した不思議な風景にわけもなく感動してしまう。
葉山にいった目的のひとつは山歩きである。二子山界隈を3時間ほど歩き、気持ちのいい汗をかいて下山し、海沿いを走っていると、山にいるあいだは方角の関係で見えなかった富士が突如あらわれた。すぐに車を停めて浜へ。ごつごつした山肌の巨大な姿に呆然となる。まるで海を渡ってこちらに歩いてきそうな迫力。こんな富士山はみたことがない。
日が傾いてくると富士の厚みは消えて黒いシルエットになった。サイズも縮んで小さくなる。もう歩いてきそうな気配はない。しずかにチンと座っている。
昨夏、葉山の魅力にとりつかれてよく歩いた。だが夏は水蒸気のせいで富士がよく見えない。冬にまた来たいとタイミングを狙っていたが、好天に恵まれ理想に近いかたちでそれが叶った。久留和海岸の友人宅に奇襲をかけて夕食をごちそうになる。10時半東京着。いつまでも記憶に残るすばらい冬の一日だった。(2010.2.7)
 
おしらせ&雑記

「森山大道のon the road」第3回掲載!

舞鶴の撮影からもどり、予定通り独立、しかし仕事の当てはなし。そのときに夢中で撮影したものはいま見ると実に思いがけない対象です。森山の実質的なデビュー作について。→月曜社
 
おしらせ&雑記

「森山大道のon the road」第2回が掲載されました。

第2回は細江英公のアシスタントを3年勤めた後に、はじめて自主撮影に行ったときの話です。新聞記事を見て舞鶴に引き揚げ桟橋を撮りに出かけたのですが……。→月曜社
 
おしらせ&雑記

2月27日(土)カフェ・カタリココの予約がはじまりました!

旅先はブラジル。ゲストは写真家の板垣真理子さん。板垣さんとはじめてお会いしたのは80年代終わり、場所はニューカレドニア。なぜそんなところで遭遇したかはトークの場でお話するとして(バブリーな時代でした!)、再会を果たしたのは昨秋。ブラジル大使館で板垣さんの写真展がおこなわれ、その後連絡をとりあいご出演いただけることになりました。サンバの発祥の地バイーアについて、またバイーアにたどり着く前のアフリカについて、音楽、踊り、神々などがすべて一体になった時空の魅力を語り合いたいとます。詳しくは<カフェ・カタリココ>をご覧ください。
 
おしらせ&雑記

消える直前に放つ光ーーーフランス大使館旧館のアート展

 取り壊し前のフランス大使館旧館で開かれているアート展「NO MAN'S LAND」に行ってきました。この建物は、長く日本に住みいまはパリで暮らしている友人ベロニクの父上、ジョセフ・ベルモン氏による設計。ベルモン氏は数年前に亡くなりましたが、日本でお会いしたことがあり、彼を悼む気持ちもあって見学に行きました。
 アート展そのものは玉石混交で、おもしろいのもあり、そうでないのもありで学園祭のノリでしたが、1950年代に建てられた建物にはやはり実在感が濃厚。 2階、3階の庭側にはテラスに面してスタップの個室が並んでいますが、もしここがわたしの書斎だったら……という気に入った空間に出会うとすぐに浮かぶ妄想がここでも。紗のカーテン越しに入る日差しが、まもなくなくなるけれど、いまはまだ手で触れられるところにあるあやうい実在感を屹立させています。せわしなく出入りする観客をよそに、椅子に座ったままぼうっとするわたし……。
 会期は1月31日まででしたが、好評につき2月14日に延期されたそうです。お見逃しなく!
 
おしらせ&雑記

チェコとチャペックと日本と。

 1月23日には、本年最初のカフェ・カタリココが「だあしゑんか」で開かれました。
 昨年、チャペックやサイフェルトの作品を日本語で朗読したのですが、そのときにいつかチェコ語で聴いてみたいという話になりました。チェコからの留学生でも紹介していただこうと、チェコセンターに連絡したところ、なんと所長さんのペトル・ホリーさん自らが出演していただけることに!
 所長さんと言っても1972年生まれの若手で頭はモヒカン刈りという粋人。きさくで親しみやすいお人柄にすぐに会場の空気はなごみ、笑いつつ2時間が過ぎました。 
 取り上げたのはチャペックの『ダーシェニカ』」とサイフェルトの詩集『マミンカ』。まずわたしが日本語で朗読し、つぎにホリーさんにチェコ語で読んでいただきましたが、彼の朗読がはじまったとたんに、もうそこは日本ではなくなりました!!
言葉の力とはすごいものです。
 チェコでは中高校でチャペックが必読書だそうですが、ホリーさんはいやでしょうがなかったとのこと。理由は「文章が理屈っぽくて難解だから」。かたやサイフェルトは大好きで、文章の美しさに陶酔したとそうです。今度はホリーさんにサイフェルトの詩をセレクトして朗読してもらう機会を作りましょうと盛り上がりました。
 ところで、海外でいちばんチャペックが読まれている国はどこだと思います?
なんと日本。 どうしてかわかりません。チェコとチャペックと日本。三題噺ができそうです。
 
おしらせ&雑記

1月の書評空間では以下のものを書評しています。

■『グローバリズム出づる処の殺人者より』アラヴィンド・アディガ著/鈴木恵訳(文藝春秋)
ITビジネスに沸くインドの格差社会の現状。ノンフィクション以上にリアルな小説世界
■『通訳ダニエル・シュタイン』リュドミラ・ウリツカヤ著/前田和泉訳(新潮社)
書簡、日記、独り語り、インタビュー、講演録などのコラージュだけでできている驚愕すべき小説。複雑のようだが、するすると読み進められるのにも驚く。神わざ的構成力!→書評空間
 
おしらせ&雑記

月曜社のHPで新連載スタート!

月曜社のHPで新連載「森山大道のon the road」がスタートしました。写真家が目撃してきたもの、彼の視覚が体験してきたものを、できるだけ細かく聞き取っていきながら、ヒトにとって写真がどういう経験たりうるかを探っていきます。→月曜社
 
おしらせ&雑記

丸善のウェブサイトに、ロングインタビューが掲載されました。

書店の方が熱心に起こしてくれた長いインタビュー。最後のところで、2009 年に出た『随時見学可』に触れています→丸善
 
PAGETOP |