現在、資生堂ギャラリーで開催中のグループ展に参加しているクミ・ヒロイさんと、3/19にオランダとつないでトークします。この展示には私も文章で参加しています。テーマは<写真⇔ことば>。無料ですのでぜひ!
■銀座 蔦屋書店イベントページ
https://store.tsite.jp/ginza/event/art/18894-1518200301.html ■申し込みページ(Peatix)
https://peatix.com/event/1839737/view

3月に開催予定だった「ことばのポトラック」はコロナ禍ゆえにやむ終えず延期いたします。
ご出演予定だった福島大玉村の歓藍社のみなさん(野内彦太郎さん、林剛平さん、佐藤研吾さん)と、
東京FMの「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」で話すことが出来ました。
彼らは大震災をきっかけに、休耕田で藍を育てて藍染め製品を作る活動をはじめます。
「”復興”が元の姿に戻ることを意味するならば、我々が目指すのはそこではない!」
今年90歳を迎える野内彦太郎さんの若々しく力強い声に触れてください。
3月6日、13日と2週つづけて放送。配信から1週間以内はradiko でも聴くことができます
トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ | TOKYO FM |
radio放送日 2021.3.6(土)& 3/13(土)
時間 28:30-29:00 (日曜早朝4:30〜5:00)

『五感巡礼』は大竹昭子による<散文シリーズ>で、ひとつのエピソードが思わぬ方向に発展して五感を巡礼していく、五つの随想が収められています。
自分は「犬派」だと思っていたが、本質は「猫」かもしれないと気づいた「放浪の効用」、一度聴力を失った女性が体内の音に耳を澄ませて鼓膜を再生させたエピソードが心に残る「聞こえてくるあの音は?」、シマの概念をできる限り拡大して考えを巡らす「シマの境界」、植物の種のように拡散することばの生命力を讃えた「ことばの飛び地」、写真との出会いが自意識の殻を脱ぎ捨てる作用をした「『わたし』のなかのたくさんの『他人』」。
初出は日本経済新聞「プロムナード」欄で、そこに半年間連載したものを5つの項目に分けて、それぞれのエピソードがつながるように改稿しました。さまざまなストーリーから思索の輪が広がっていくさまをお楽しみください(写真のシロクマさんは50ページに登場する「中国人」です)。
お求めはオンラインショップで、または全国の取扱店でどうぞ。→
カタリココ文庫(2021.2.19)

いったい、何があって、こういう事態になったのか?
そう思わずにはいられない光景。
男性ふたりが、昼日中に、手をつないで、林の道を行く。
よほどうれしいことがあったのか?
少しお酒が入っているのか?
そうだとしても、手をつなぐなんて余程のことだ。
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迷走写真館(2021.2.7)

新年にふさわしく、晴れ着姿の女性が写っている一点を取り上げました。カップルが額を寄せ合って仲良くおでんをつついています。
でもよく考えるとちょっとヘン……。
この場所はどう見ても自宅ではなくてお店です。お店ならば、ふつう鍋に箸を入れるのは店員で、客自らつつくなんてことはしないのではないでしょうか?
と思ってみるうちに、ふたりのあいだに円筒形のものが立っていて、そこから炎が上がっているの発見!
つづきはこちらへどうぞ→
ギャラリーときの忘れもの

思わず、ああ、ここ知っている、ともらす方もいらっしゃるのではないでしょうか。
渋谷の宇田川にあった木造のバーです。いまはビルになっているそうですが、何度も通っているはずなのに気がつきませんでした。
季節はちょうどいまころ。若いカップルが放つほかほかした空気に生への肯定的な気持ちがわきおこります。
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ギャラリーときの忘れもの(2020.12.8)

「日本のアジェ」とも言うべき平嶋彰彦さんが撮影した1980年代の東京の写真15点を、駒込ギャラリーときの忘れもので展覧中です。わたしは監修を務めさせていただき、この一年間準備に当たってきましたが、とても充実したものになり、ほっとしています。→
ギャラリーときの忘れものまた平嶋さんと写真展についてトークした動画がYouTubeでご覧になれます。
写真を撮っている方にとっては貴重な平嶋さんの発言の数々。
写真は見るだけという方も、なるほどとうなずかれるでしょう!
https://www.youtube.com/watch?v=NKkyONwkN6Y&feature=youtu.be(2020.11.15)

一目見ただけで、いいなあと感嘆させられる写真の典型といえます。
まず風通しのよい門の堂々とした立ちっぷりがいいです。
その柱の上の部分に、女の子がふたりふんわりと軽やかに座っているのもすてきです。
さて、ここで質問です。
清楚な明るさに満ちたこの写真に、何人の子供が写っているでしょうか?
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迷走写真館(2020.11.10)



カタリココ文庫<対談シリーズ>『鴻池朋子 絵のうら側に言葉の糸をとおす』が出来ました!
聞き手は堀江敏幸さんと私。
2018年の「ことばのポトラック」の内容を活字にしたものですが、そのきかっけは、自粛期間中に、東日本大震災を体験してこれまで自分が描いてきた絵にまったく興味がもてなくなったという鴻池さんの言葉を思い出したことでした。
鴻池さんは体験から得た発見を言葉にし、その鴻池さんと私のやりとりを堀江さんがより普遍化した言葉にし、非常に密度の高いトークショーでしたが、今回それぞれが自分の発言に加筆し、さらに充実した内容になりました。
もう書店に並んでます。これで「自粛期間三部作」が完成です!
取扱店→
https://katarikoko.stores.jp

インドだということはすぐにわかると思います。
脚を組んで座しているのがヨガ行者だということも想像つきますが、置物のようにも見えるし、なにか朗らかな、のどかな空気が漂っているような気がします。壁に布切れが二枚さがっていますが、これはひょっとして!?→
迷走写真館(2020.10.7)