大竹昭子のカタリココ

朗読イベント〈カタリココ〉&トークイベントのお知らせと「日々雑記」

〈カタリココ〉はトークと朗読のイベントです。
「語り」と「ここ」を合わせて〈カタリココ〉。
都内の四つの古書店を会場に、ゲストとトークしながらそれぞれの著書を朗読します。

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〈カタリココ〉〈カフェ・カタリココ〉以外の書店のイベント、写真のレクチャー、
シンポジウムなどについてご案内いたします。
写真:「西荻ブックマーク」主催の写真レクチャー&トーク

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大竹昭子(おおたけ・あきこ)
ノンフィクション、エッセイ、小説、写真評論など、ジャンルを横断して執筆。2007年にトークと朗読の会〈カタリココ〉をはじめる。また2011年3月に東日本大震災後、詩人や作家にことばをもちより朗読してもらう「ことばのポトラック」をスタート、現在も渋谷・サラヴァ東京にて継続中。 著作リストtwitter

[web連載]ときの忘れもの「迷走写真館」, 紀伊國屋書店「書評空間」, 月曜社「森山大道のon the road」, 草森紳一記念館「白玉楼中の人」

おしらせ&雑記

6月の迷走写真館はこの写真です!

827e262e-s.jpg銀座のデパートの入口です。
ときは1964年、東京オリンピックの年。
撮影者の目が右手に立っている若いカップルに注がれているのは明らかです。
どうやら新婚さんのよう。
オリンピックにわく東京に新婚旅行に来たのでしょうか。(2020.6.4)
ギャラリーときの忘れもの

5月の「迷走写真館」はこの写真です!

18d4f07d-s.jpg若いころの薬師丸ひろ子みたいな清純な雰囲気の少女です。
頬が白く塗られているのはなんのためでしょう。
なにかの儀式のためなのかわかりませんが、写真家がそこに反応したことはたしかでしょう。
彼女の矢のような視線がつきささります。
右手にちいさな男の子の顔が半分だけ写っていて、かれの視線もまたこの写真におおきな意味をもっていそうです→ギャラリーときの忘れもの(2020.5.1)

2020年のカタリココについて

本来ならば2020年のカタリココのラインナップを発表し、チラシを配布しはじめている時期なのですが、コロナウイルスの感染拡大が進んでおり、先の見通がたちません。しばらくこの状態がつづくのではないかと思うので、状況が落ち着きましたら10月から12月にかけて3回おこなう予定です。ですので、今年はチラシは作らず、開催することになったらまずこのサイトでお知らせし、SNSで広めることにいたします。ゲストの方々はすでに決まっておりますので、どうぞそのときの楽しみにしてください!(2020.4.1)

2020年のカタリココ開催について。

本来ならば2020年のカタリココのラインナップを発表し、チラシを配布しはじめている時期なのですが、コロナウイルスの感染拡大が進んでおり、先の見通がたちません。しばらくこの状態がつづくのではないかと思うので、状況が落ち着きましたら10月から12月にかけて3回おこなう予定です。ですので、今年はチラシは作らず、開催することになったらまずこのサイトでお知らせし、SNSで広めることにいたします。ゲストの方々はすでに決まっておりますので、どうぞそのときの楽しみにしてください!(2020.4.1)

4月の迷走写真館はこの写真です!

0af5fcd1-s.jpgこういう瞬間というのがこの世に存在するのですね。でも肉眼ではわからないから、これをつかまえられるのはカメラアイだけでしょう。人間界を人間ならぬ者が見ているような不思議な浮遊感に、背中のあたりから吊りあげられていくような感じがします。→ギャラリーときの忘れもの(2020.4.1)

第17回「ことばのポトラック」の延期に寄せて

 今年3月8日の「ことばのポトラック」は開催を見送り、来年のおなじ時期におなじ企画内容で開催することにいたしました。理由はご想像のとおり新型コロナウィルスが蔓延しているためです。
 9年前、東日本大震災から間もない3月27日に「ことばのポトラック」をはじめたのは、津波や放射能汚染のニュースにうちひしがれて家に引きこもっているより、ことばを持ち寄って集まるほうが生きる力になるのではないか、と考えたからでした。
 ところが今年はそれとは逆の事態により延期を余儀なくされました。人が集まり、顔を合わせることが危険を募らせることとなり、引きこもるよう推奨されているのです。大震災もウイルス蔓延も人間には不可抗力の事態であり、根本的な解決が容易につかないところが共通しています。人間の胆力と知力が試されているのを感じます。
 今年の「ことばのポトラック」は、東日本大震災のあとに福島県大玉村で歓藍社という活動をはじめた方々をお招きする予定でした。大玉村に生まれ、ずっとそこで暮らしてこられた80代の野内彦太郎さんと、彼との出会いをきっけに大玉村で何かをはじめようと決意した生態学者の林剛平さんと建築家の佐藤研吾さんという、世代も社会体験も育った環境も異なる3人に登壇いただき、彼らの知性が行動に結びき、創造的な暮らしのあり方を模索しているさまを語っていただきたいと思ったのでした。
 来年はおなじ3人に出ていただき、将来にまた起きるかもしれない震災やウイルスといった事態にどのように立ち向えばよいのか、とかく二項対立として語られる都市と田舎のあいだをどのようにつなぐことができるのかを話し合いたいと思います。
 今年一年のあいだに、歓藍社の活動は加速し、彼らの土に根ざした知性はますます磨かれていくはずです。彼らの動きを注視しつつ、来年3月にはその成果を聞くためにぜひお集まりいただければうれしいです。 (2020.2.28)

3/8に第17回「ことばのポトラック」を開催します!

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今年は福島県大玉村で都市と農村をつなげるモノ作りを実践している、歓藍社のメンバー3人をお迎えします。
はじまりは、環境放射線生物学の専門家である林剛平さんが、放射能測定を頼まれて大玉村に行ったことでした。
測定を終えて、村の古老、野内彦太郎さんと茶飲み話をするうちに、林さんは野内さんの体験の深さ、多様さに驚き、引込まれました。
一緒に何かできないかと話合いを重ね、休耕田を使って藍を栽培し藍染めをするというアイデアにたどりつきます。

佐藤研吾さんは林さんの友人で建築家です。
自分にとって建築とは何かを考えるうちに大玉村に通うようになり、
いまは歓藍社で実践する畑仕事、藍染め、木工、鋳造など、あらゆる事柄が自分にとって必須の体験だと語ります。
私は最初に佐藤さんと知り合いました。
彼を通して歓藍社の活動を知り、昨秋には大玉村を訪ねて林さんと野内さんにお会いしお話しするうちに、
大震災は大きな災害をもたらしたけど、それだけでなく新しい出会いも運んできたことに感銘、
ぜひ次回の「ことばのポトラック」にお越しいただけませんかとお願いをしたのです。

そのときに撮影した予告編映像が以下でご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=3q0UGeG6C_s
当日は、農村に魅了された30代の知性(林さんと佐藤さん)と、農村を一歩も離れなかった80代の知性(野内さん)が、会場のみなさんとともに腹を割って語り合えるライブの場がつくれたらと思います。
藍染めを出発点として今後どのようなヴィジョンを生み出していけるのか、私自身、興味津々なのです。

今年で10年目を迎える「ことばのポトラック」。
堀江敏幸さんと10年はやらなくちゃねと言いながらやってきた道のりは、長かったような短かったような、一言で言い尽くせないものがありますが、
途絶えずにこうしてつづいてきたことを心から喜んでいます。
この節目の年にみなさまにご参加いただければとてもうれしく思います。


2020年3月8日(日)16:30開場 17:00開演
会場  イベントスペース北千住BUoY2階カフェ(設計は佐藤研吾さん)
料金 2000円
予約・詳細はこちら http://kotobanopotoluck.blogspot.com/

今月の「迷走写真館」はこの写真です!

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1点の写真から言葉をひきだすこの連載もいつの間にか85回になりました。
今月とりあげるのはこの不可思議な印象の写真です。
どうやって撮ったのかわかりません。
手法はさておくとしても、いったい何を言おうとしているのか、と考え込ませるところもあります。
女性の威厳ある凛とした雰囲気と、風にのって飛んできた洗濯物のような軽みのある男性像の落差が気になるのです。
でも、言いたいことなど別にないのかもしれません。
そういう衝動を見る人に起こさせることこそ、この写真の魅力であるようにも思えます。→ギャラリーときの忘れもの(2020.2.3)

2020年、明けましておめでとうございます。

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待ちに待ったあたしたちの年です。
今年も元気にいろいろとかじっちゃいます。
ちょっと勉強することを「かじる」っていうけど、
あれはあたしたちのことをまねたのかしら。

でも、あたしたちの場合はかじりだすとちょっとですまないんです。
夢中になってぜんぶなくなるまで止められなくて、
なんだかわけもなくコーフンするんです。

というわけで、今年もかじるものがあったらよろしくお願いいたします。
好みをお伝えするとトイレットペーパーの芯とか蓋つきの箱とか、丸めた紙もたまにはいいです。
硬くてがさがさと音がする紙だとよりコーフンします。